久しぶりに家から外に出た。もう陽射しはすっかり夏で、街をいく人たちも当然の如く夏の装いそのものでいる。もう本を買うのはよそうと思っているんだけれど、ほんの少しだけと思って、八重洲のブックセンターへ行く。全く久しぶりで、一階のキャッシャーのところを作り直している。随分売り場の分布が変わっている。文庫が5階で、新書が4階というのはもう前からだったっけ?
興味がある書籍はいくらもあるけれど、もはや読み下す体力と気力が残っているような気がしない。
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保阪の著書が朝日新書から出るのは久しぶりじゃないか。数ある保阪正康の著作からめぼしい視点をピックアップしてある。彼のスタンスを垣間見るために、とってもよろしいのではないか。保阪正康入門書としてはとてもよろしいかと。
- 作者: 中込重明
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2019/03/16
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- 作者: 原武史
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2019/03/21
- メディア: 新書
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京すしによって「鉄火と鰹のハーフ丼」を戴き、隣の「立って呑むおかだ」で店主に、昭和60年阪神優勝時の新聞、雑誌を渡す。もう自分が持っていても、あけることはないだろう。彼が店の阪神ファンたちとひっくり返してくれたらその方が良いもの。
宝町から都営浅草線に乗れば、シルバーパスが有効だからと、宝町に向かって歩くと、途中で「満津金」と書いた間口の小さな店がある。前からここにこんな店があって、ご朱印帳だとか、一行箋なんかを売っているんだというのはいつだったかの「アド街」だったか「じゅん散歩」だったかで見た。頭を突っ込んでみると、火消しの絵を描く画伯の絵を配したものがいくつも飾ってある。自分の特有の一行箋を60枚で作って2,500円だと書いてあり、その見本がその画伯のかみさんの名前になっている。思わず、原画を持ってくればそれでやってくれますか?と尋ねて怪しまれる。「満津金」と書いて「まつきん」と読ませるそうだ。元はといえば印刷屋さんだそうだ。