ほぼ足りてまだ欲 その先

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都市対抗野球

 今年も都市対抗野球が終わりましたね。豊田市日立市に4 - 0で完勝でございました。と、書いてもピンと来る人は半分くらいですかね?つまり、トヨタ自動車日立製作所に勝って優勝したわけです。それ位、この大会は羊頭狗肉でございます。ず〜っとそうなんですね。「都市の対抗戦」だといっているんだけれど、その実は企業スポーツ大会なんです。
 いやいや、そんなこたぁねぇよ、だって各チームには補強でほかの会社の野球部の連中だって入ってんだぜ、というんですが、実は補強人数に制限がありますな。それ、おかしいぞ!だって都市対抗なんだから、何人入っていても良いだろう、ということになりますよ。本当は各県の選抜チームかなんかの大会であるべきでしょうねぇ。全くの話、企業野球大会でございます。
 一番のお金持ち企業が優勝するんですから、なんも面白いことはありませんね。巨人が優勝するようなものです。
 この大会のほかにも社会人野球日本選手権大会なんつうのもあります。こっちはチーム単位です。
 だったら、都市対抗野球は選抜軍で争って貰いたいね。東京都選抜軍対大阪府選抜軍の試合なんぞ、後楽園ドームと大阪ドームでホーム&アウェイなんかでやって貰いたいね。
 真の都市対抗野球を実現せよ!・・・・やるわけないな、これじゃ宣伝にならねぇって。
 アマチュア野球という呼称のエセプロ野球業界はもうず〜っと脱却できないんだよ。
 そういえば、NHKのフェンシングがどうやってここまで来たのかという番組で、業界の連中で集まってマネージングやってたって脱却できなかった、九州の明太子の会社の社長に入って貰ってようやく脱皮できたという筋書きがありましたけれど、まさにその通り。
 どのスポーツのマネジメントも、その世界の人間だけではやっぱりろくな事にならない。バスケットボールが良い例です。ずっとバスケットボール出身者があぁでもない、こうでもないとこねくり回した挙げ句にプロかをどうにもできなくて、とうとう分裂。挙げ句の果てに、国際連盟からこっぴどくやられ、ようやく川淵三郎に出てきて貰って、ようやく統一されたというていたらく。
 当時の岸記念体育館に行くと、そんな類いの協会ばっかりで、まるで体育会の部室にいったようなもんだった。