なんでわざわざふりがなを振ったかというと、漢字で見るよりも数段ニュアンスが伝わりやすいんじゃないかと日頃から思っているからなんですよねぇ。ひとをあざむく人を詐欺師といいます。バタバタッとまるで人の家の土間から土足のまま上がって裏庭へ抜けていったかのように、衆議院でも参議院でも、周りに目をやらずに、人々を完全に無視をして安倍晋三はTPPを通してしまいました。
米国の次の大統領が、就任したらまず最初に宣言するといっているこの条約をどこの国よりも早く(ン?どこか承認したっけ?)国会を通してしまいました。「国民のみなさまと議論を重ねて」と四六時中いうけれど、実際はまったく脇目も振らず、何かに取り憑かれたかのように強引に厚顔無恥にも通してしまいました。多分本当に何かに取り憑かれているのに相違ありません。岸信介の60年安保条約改定どころの騒ぎではありません。
国会でこれに抵抗の意を示したのは自由党の森ゆう子と山本太郎の二人でしかありませんでした。その二人に対して議場から飛んだヤジは「国会に泥を塗るのか!」でした。
泥を塗っているのは一体誰か。安倍晋三を中心とした自民、公明、維新の連中に他なりません。
あんなことをしたからって一体なにになるというのか、という声が巷にあります。それこそお返ししたい。なにもせんから、こんな奴らにころっと騙される。騙されたまま、楽しく生きている。気がついたら、全然楽しくない。
これからを生きる子どもたちのことを考えると、このままにしておいたら、彼らは生きながらえることができそうもない。才能的に、あるいは成金的に勝てる連中だけしかいきられない。普通の、大した才能も無く、ある才能すら開花させるチャンスもなく、イベントもない生活に生きる人たちが普通に生きながらえることができそうな気がしない。いや、そんなことはない、生きられるよ、というのは希望的観測でしかない。自公維の連中は彼らから普通に生きる余裕を奪い取ろうとしている。目をつぶっていれば私たちはそのうちに一生を終えることができる。彼らにはその先がある。