ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

れいの睡眠

 昨夜はせっかく午前1時半までがんばって眠れそうだったのに、失敗してしまい、午前3時半には起き出して、朝飯を作った。午前6時頃に寝付いて、午前11時に目を覚ました。そこから散歩に出た。散歩といいつつ、とりあえずJRの駅まで歩いた。そうだ、蕨へいこう!と直行した。なぜか?テレビでやっていたので、中仙道の板橋の次の宿場町、蕨の宿の本陣跡を見に行ったのだ。
 不思議なことにJRの山手線と京浜東北が並行して走っている区間の各駅にあるホームドアは全部の駅に停まる山手線の側についていて、どぉぉぉっと通過する京浜東北線側にはついていないんですね。私はいつも気になるんですが、どぉぉんと通過する方が危ないんじゃないか、いや、危ないという点では両方とも一緒か、と思うのですが、何故にこれはこんなことのまま放置されているんでしょうねぇ。どうしても理解ができないのでございます。
 昼日中の下り電車の中にはお年寄りが大半であるのは当然そうだろうと思うのですが、爺さん何人かがひとつおきに座っておいででございましてねぇ、さすがにその間に座る気にはなりませんでしたねぇ。
 蕨の駅前に降り立つのはなにも今日が初めてではないのですよ。何人かの友人たちが住んでいるので、この駅周辺で飲み会というものが何回か催されていたものです。しかし、それは当然のごとく夜のことで、真っ昼間、お陽様燦々と降り注ぐ中で降り立ったのは、初めてでございます。今日は冬の好天気ではございますが、寒気が降りてきておりまして、それはそれは冷たい風が吹いておりますよ。
 何でも先日のテレビによると、蕨の駅というのは1893年明治26年)の開業だというのですから、かなり古い。で、その駅の碑というものが西口を降りるとあるのですが、これは駅の碑とはいいながら、よく読むとこの碑は昭和17年にたったもので、その前にあった碑は関東大震災でつぶれちゃったんだと。こりゃ複雑だ。しかもこれは昔は交番の傍にあったのを移したというんですから、ただ見ただけじゃなんだかわからんのです。
 駅前の小さなロータリーを渡ってそのまま通りをまっすぐに西へ向かってただただひたすら歩くと旧中山道にぶつかります。それまでの間のまっすぐな道の両側にはずいぶん前からやっているんだろうお店がぽつぽつと思い出したように並んでいます。金物屋さん、日本蕎麦店、中華屋さん、男物用品店、女物用品店、和菓子屋さん、そんな店が思い出したように表れるのも印象的です。その中をどこの国から来たのかわからない外国人の人が訳知りで歩いて行きます。私の方がよっぽどきょろきょろしていて、挙動不審です。
 品川のあたりの旧東海道のように、旧中山道も細い道なんだろうと思ったら大間違いで、車こそ、もう一本西の太い通りを通りますけれど、こっちはきれいで幅も広いとおりになっています。多分この辺を整備したのでしょうねぇ。右に折れて本陣跡を見に行きます。中に入れはしませんでしたけれど、とってもきれいに整備されていますが、よく見えません。
 「和楽備神社(わらびじんじゃ)」という本殿がきれいに再建された神社があります。「室町時代に蕨を所領とした足利将軍家の一族、渋川氏が蕨城を築き、その守り神として八幡大神を奉斎したのがはじまり」としてございます。子どもの頃にこのあたりにすんでいたら、必ず毎日遊んだだろう境内の雰囲気を醸しております。ま、私にしてみればかつての御穂神社みたいなものでございますな。
 帰りの電車に乗って、ふと思い立ち、赤羽の駅で降りてみました。これが初めてでございます。大きな駅です。東側も西側も、どぉ〜んと広がっております。駅前に何軒も建っているパチンコ屋のビルはそれはそれは壮大で、あっけらかんとそのビルに組み込まれる形で景品買いの窓口が設置されていて、もはや「古物商」の呈をなしてなんておらず、堂々と博打システムとして機能しております。なにが今更のカジノ法だって。警察官の天下り先はこうして確保されております。麻生太郎よ、世の中は歩いてみないとわからんのだぞ。
 赤羽東口の飲み屋街はすさまじうございますなぁ。真っ昼間からがんがん呑んでおります。御徒町のガード下なんてくそ食らえ状態でございます。その上軒並みのラーメン屋。もう今やラーメンも何が何だかわからん状態で、昨日今日、そんな状態に目覚めた爺さんの出番は全くございませんし、それがまた安くはございません。それにしても熱烈中華食堂の日高屋はどこに行ってもございます。
 本日、10,452歩

追記

 そうそう、後になって思い出したのです。この駅前から旧中山道に続くまっすぐな道に、炭や燃料を売っているお店がありました。多分昔は「薪炭屋」といっていたたぐいの店でしょう。昔はこういうお店では店先に炭俵がいくつも重ねてあったものでした。そうそう、そういえば炭の俵というものは四角いもので、木の枝でふたがしてありましたね。
 で、その店先に、なんと真っ黒な丸いものが重ねて置いてあるんです。近寄ってみると、そうそう「たどん 一個90円」と書いてあります。炭がかけたり、割れたりしてはんちくになってしまったものを粉にして丸く固めたものだと私は思っていた、あの炭団だ。豆炭ってぇやつが石炭の粉で作るんだったかな・・・?