ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

浸透度

 私たちが子どもの頃ももう既にクリスマスというものが浸透していたけれど、そのほとんどは盛り場でおっさん達が三角のきらきら帽子を被って酔っ払う日だったような気がする。そして子ども達はバタークリームで銀玉が乗っていたデコレーションされたケーキを食べ、靴下を用意していた。クリスチャンでもないのに。あれはやっぱり進駐軍という名前の占領軍がもたらした習慣なんだろう。戦前はどんなことになっていたんだろうかと興味深い。
 その伝統は今でもしっかり受け継がれている、というよりもより浸透度が増して、家で、地域で、施設で、様々に祝われている。というよりはイベント化されているらしい。クリスチャンがたったの1%しかいないこの国で。
 廃れ気味の仏教にしても、あれは葬式宗教でしかなくなってしまったのか、お釈迦様の花祭りを家を、地域を、施設をあげてやるというのはほとんど聞いたことがない。
 不思議だ。