ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

まめな

 新宿へ行くと、ホームレスの人がこの寒いのに屋根代わりの建物の陰でいつものように座っておられました。昔は西口の通路に皆さん段ボールで囲って暖を取っておられたのですが、青島の頃にあちこち邪魔になるような構造物をおかれて追い出されてしまいました。しかし、あちこちにある道路の陰なんかを巧く使っておられるのですが、中には非常にマメに家財道具を整理して居をかまえておられる方がおられます。あんなにきちんと暮らすことができる人がどうしてホームレスになってしまったのか、それが不可解。私のように身の回りの管理をすることが全くできなくて、ただただだらしなく暮らしているような輩ならまだしも、これはここ、あれはそこときちんと暮らす人がどうしてこんな生活をするようになってしまったんだろうかと。例えば人生設計だって、そういう人は多分きちんと立てていたんだろうと思う。金繰りだって、ちゃんと始末をつけていたんだろう。だのに、なんでなんだろう。きっかけになる、予測のつかないことがきっと何かあったんだろう。しかし、そういう人はそれすら想定の上だったんじゃないだろうか。「もしもの時」のための準備だってしていてもおかしくない。
 そうした人たちを救う手立てもこの国はどんどん削減する。平気で予算を160億円も削る。テレビは不正受給者を取り上げても、役所が門前払いをする現場を取材したりはしない。
 私にできるのは支援団体を支援することくらいしかないけれど、細々と続けていこう。