ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

7年

 東日本大震災から7年経った。さまざまな自体が東北の太平洋岸だけでなく、住処を終われて人々が引っ越していった先にもその影響が及んでいる。ましてや福島第一原発の崩壊によって、より一層事態は深刻になっている。そして、それが全く解決にいたっていない。いたるわけがない。放射能による汚染というのはそういうものだからだ。4つの原子炉のうち、3つは燃料がメルトスルーしている。汚染が続く。とどまるところを知らない。事態は深刻だ。触れないでいるだけだ。
 しかし、わたしには直接関与する場面が全くない。敢えて探せば、食材の産地を見るようになったことかも知れない。放射能によって汚染された土地を除染するというのだけれど、現実にはほこりとなって見えるわけでもないし、色がついているわけでも、匂いがするわけでもないんだから、どこまで綺麗になっているのかわからない。一度除染したら終わりかといったら、そんな簡単なことではない。どこかから空中に舞い上がって落ちてくる。雨に洗われて移動してくる。
 風評被害を助長するといわれるけれど、それではどう考えたら、それを払拭できるのか、フェアな立場でつまびらかにされたい。
 環境破壊という点では、私たちはこれまで何度も何度も騙されてきた。水俣病にして然り。原爆による被爆についてでも、あれだけ一般国民は騙されてきた。本当の原因、そして本当の影響というものを知らされなかった。
 当然今回の放射能汚染についてだって、私たちが知らされていることがどこまでが本当で、どこまでが嘘なのか、見極めていかなくてはならない。
 本当に福島第一原発放射能汚染はコントロールされているのか。にわかには信じられないだけの状況は判明してしまっている。もし、東京オリンピックの最中に、あれに近い地震がいずれかで起きたら、もう二度と暮らすことができなくなることは、その可能性を考えておかなくてはならないはずだ。
 「忘れない」ということはこういうことでもある。