自民党と公明党はIR法と称して表面上は隠した、ということにしている「カジノを公認する」という法律を「強行採決」した。自民党の膿にいわせると「強行採決」ではなくて「多数決」らしいが、直前の審議もろくな時間をかけずにやってんだから、まともなことはやっていない。悪事をするには悪巧みをもってするわけで、いきなり委員会も本会議もすっとばす。衆議院を通してしまえばあとは自然成立を待つばかりで、参議院の意味が全くない。
カジノ法が通ることを前提に、ギャングどもはもうすっかり準備が十分できていて、日本の某企業なんぞは韓国に随分前から従業員を派遣して訓練をしており、すでに出資という形をとりながら博打場の開帳に参画している。もちろん米国の某企業も参画を表明していて、米国内で巧くいっていない分もここで取り返そうとして用意万端だ。カジノができればウハウハ儲けものなんだと思っている企業は本当は大間違いのコンコンチキで、多分米国企業は良くわかっているんだけれど、何しろ日本はこれまで公式には博打は御法度だったということになっているんだから、これができればわんさかわんさか昼日中から博打に狂う輩が集まってくるだろうと思っている。
でも日本は本当に御法度なのかといったら、実はそうではない。今までだって、競輪にしろ、競馬にしろ、オートレースにしろ、ボートレースだって、日本全国に博打場はあるわけで、何しろかにしろ、街中にパチンコ屋が溢れていたし、今でもある。パチンコ屋だって、平気で現金に換金することが日本全国どこでもそうだし、誰も彼もがその仕組みを知っている。しかし、それでも、博打は御法度だといってきた。だから、ゴルフにしても、麻雀にしても金を賭けないでやっている奴はほとんどおらず、それでもタレントが時として見せしめに捕まったりしているがとんだ茶番だ。
だから、この際カジノくらいできたってどうってことないだろうということになるのかも知れないが、だったらこのダブル・スタンダードを解消しなくてはならない。
それもそうだけれど、ここで問題なのは、こうして強行突破してどうして成立させなくてはならないのか、という点だ。つまりはギャングからの見返りが充分おいしいから強行することは明確だ。
つまり、明確な山崎屋+悪代官連盟の仕業なんである。ここに必要なのは桃太郎侍なんである。「助さん、格さん、やっておしまいなさい！」なんである。
つまり自民党公明党をいやっという目に遭わせなくてはならないのである。奴らは平気で自己犠牲を奨励するような道徳教科書を子どもに押しつけながら、悪代官のやりたい放題をしている。日本会議、創価学会は恥を知れ。
