ほぼ足りてまだ欲 その先

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花見

f:id:nsw2072:20190331045705j:plain:w360:left 開花宣言まではかなり勢いがあって、こりゃ今年の桜はあっという間に散ってしまうんじゃないかなぁと憂慮していたら、なんとそこから、急に「花冷え」となって、終いにはご丁寧に雨まで降ったりなんぞなさって、結構長いこと楽しませて貰っている感じ。

 ちゃんと見ておかないと桜がなくなっちゃうよと、曇り空にもかかわらず、近所の桜点検に行ってみたら、皆さんお花見に繰り出しておられますな。昔だったら、三味線や太鼓を持ち出して、チャンチャランカ、チャンチャランカと歌舞音曲であったであろう花見だけれど、カラオケが携帯できるようになってしまってから、大カラオケ大会になってしまって、あれから、歌舞音曲御法度になっちまったんでしょうか。近頃のお花見はオダをあげている連中もそれほど多いようではなくて、上品なものでございます。もっとも私が見てきたのがまだ夕方だったからで、夜になったら違うんでしょうか。しかし、今夜は雨降っちゃったものねぇ。

 花見といえば、落語の方ではもうずいぶん取り上げられるもので、多分、この桜の華やかさが、落語に合うのかも知れません。つつましいところからいえば、やっぱり「長屋の花見」でしょうか。先代の柳家小さんがようございましたねぇ。続きましてはやっぱり「花見の仇討ち」でございましょうか。なかなか現れない六部のせいで、花見の趣向は無茶苦茶でございますな。これはやっぱり先代の金原亭馬生さんでしょうか。派手目なところでは「百年目」の番頭さんですよねぇ、これは。当然古今亭志ん朝さんです。他に何かありましょうか。


小さん 長屋の花見


金原亭馬生 花見の仇討ち


古今亭志ん朝 百年目*