ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ライブ練習

f:id:nsw2072:20190411183645j:plain:w320:left 7月20日に三つのGSバンドが集まって「グループサウンズフェスティバル」というライブをすることになった。毎月の定期練習が昨日あって、この目標に向かって熱を帯びてきた。なにしろGSはいくつバンドがあったのかわからない。だから、このジャンルの楽曲がいくつあったのか、なんてもはや記録すらないだろう。その世代だった私たちでも知らない曲だらけで、知っている曲はコマーシャリズムに乗った大きな事務所に所属していたバンドのものだけだ。

 だから、そんなバンドが集まってもやる曲は限られている。聞く方だって知らない曲をやられたって、面白くない。だから、どの曲をどのバンドがやるのかは非常に重要だ。タイガース、スパイダーズ、ワイルド・ワンズの牙城に、ここへ来てショーケンの他界によってテンプターズが急上昇してきているだろう。しかし、テンプターズの曲でみんなが知っているのって、「エメラルドの伝説」「神様お願い」「今日を生きよう」「忘れ得ぬ君」「おかあさん」くらいのものじゃないのだろうか。うちは「エメラルドの伝説」しかやったことがない。

 今までほとんどタイガースをやっていなかったけれど、「僕のマリー」「花の首飾り」に手を付けた。比較的完成度は高い。
 スパイダーズといえば「あの時君は若かった」をやっていたけれど、今回は「太陽の翼」を追加した。これもなかなかな完成度じゃないかと思うけど、多分自己満足でしかなさそうだ。これは皆さんご存じないんじゃないかと疑問なのは「ユアベイビー」という今はなき加瀬邦彦が作った曲。まだ彼が寺内タケシとブルージーンズサイドギターを弾いていた時代にレコードになっているけれど、それを彼がワイルドワンズを作った時に最初に出したシングル盤で「想い出の渚」の裏面に入っていた。ブルージーンズ盤では御大のバックコーラスが入っているそうだ。作詞は安井かずみなんだけれど、その歌詞が実に時代を感じさせて面白い。何といっても半世紀も前の曲だからね。

 ところがキーボード担当の次女ちゃんが丁度予定しているその頃に結婚披露宴を開くことになりそうで、いざという時のために、そのキーボードの二代にわたるエレクトーンの教え子で、20代の姉妹が様子を見に来てくれた。彼女たちも初見が効くくらいの実力の持ち主なんだそうだけれど、なんたって半世紀前の曲なんだから聞いたこともない。いやいや、GSって言葉も知らないし、そんな人たちのことを聞いたこともない。なんだか気の毒な気がする。しかし、とてもフレッシュに感じてくれたらしい。本当かどうかわからないけれど(お愛想をいってくれていることも充分あるからね)。

 練習後の反省会の盛り上がること!ご両親が私たちよりも15歳くらい若いんだから、この組み合わせには驚愕するではないか。