先月下旬から旅行をしていて、ようやく帰ってきました。途中でまるで冬の嵐のような一日があり、それでなくても季節外れの寒波だったので、すっかり身体が弱ってしまいました。寄る年波という奴は、古希の曲がり角を曲がったらそれまで経験をしたことがなかったようなうねりで襲ってきます。そうか、歳をとるというのはこういうことだったのかと、実に思い知ったような気が致します。還暦の時に友人が「五十六十はなたれ小僧っていうんだ」といってましたが、なるほど、本当にその通りだと思いを新たに致しました。あの頃は年寄りごっこをしていたんだなぁ、あちこち痛いし、薬は飲まなきゃならないし、何をするにも「ヨイショ」というし、階段の上がり降りに手摺りは欠かせないし、エスカレーターが上り下り両方ないようなところは野蛮国だ、という認識がごく自然でございます。ところで外国人は「ヨイショ」というんでしょうか。そんな言葉があるんでしょうか。聞いたことがありません。
