昨日の夜はサークルの後輩がライブハウスを借り切り、プロミュージッシャンを雇い、開いたワンマンショーだった。彼女は子どもの頃から親の仕事の関係でベルギーやアメリカで育った。鍼灸の針の仕事をしたり、ジュウェリーをデザインし、絵を描き、唄を歌うというマルチタレンティッドな人で、「人生は冒険だ」といっている。今度はダンスを習っているんだそうで、歌にあわせて、まるで昔のテレビの歌謡ショーのように、唄いながらその先生方と一緒に踊った。いったい彼女が目指しているのはどこなのか。
その帰りに、ビルの地下にある居酒屋で飲んだ。多分火事になったらまず助からなさそうな一角だった。店員さんは明らかに東南アジア人だった。どこから来たの?と尋ねると「ミャンマです」といった。「あぁ、ビルマか!」といったら、驚く返事が返ってきた。日本に来る前自分の国がかつてビルマといっていたことを知らなかったというのだ。それほど軍政が国を締め付けていたということだろうなぁ。