ほぼ足りてまだ欲 その先

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ビルマもあるでよぉ

 ビルマの選挙があるという話はチラッと聞いたことがあったけれど、あの軍事政権は法律をどんどん変えて、アウンサンスーチー国民民主連盟(NLD)は解散させられ、また彼女は選挙権も被選挙権も与えられていないという。今度の選挙も議員の四分の一は軍人枠となっていたりして、民主的という言葉の正反対にある国である。
 で、この軍事独裁政権を最も支援しているのは中国であることは周知の事実である。資源ほしさの余り、自らの非民主的政治体制そのままにこの理不尽の最たる姿であるビルマ軍事政権を支え、パイプラインの建設にかかっている。不思議なのはチベットについてもウィグル地区についても強引と思えるような手段に訴え、まるでひと頃のロシアが近隣諸国を連邦の枠内に取り込むためにしていたように、漢民族をどんどん送り込んで、実質支配してしまうような方法をとっていないという点だ。それはやはりビルマの軍事政権に力があると思っているからなのか、あるいはものさえ手に入ればいいと思っているからなのか。
 ビルマにはロシアもインドも色目を使っているらしいけれど、この分ではいつまで経っても民主化が図れそうもない。アメリカが闘う相手はイスラムではなくて、中国なんじゃないのか?
 アウンサンスーチーダライ・ラマ劉暁波アムネスティ・インタナショナル:中国が目の敵にしているノーベル平和用受賞者。
 ノーベル賞はオリンピックのメダルのように、取り消しという制度はないのだそうだけれど、少なくとも、キッシンジャー佐藤栄作オバマの平和賞は取り消さないわけにはいかないと思うなぁ。
 オバマは2006年以来となる24回目の臨界前核実験を実施したと伝えられた。

 ちなみに私は軍事政権が勝手に呼び換えた呼称、ミャンマだとかヤンゴンだとかは認めていないので、ビルマと呼び、ラングーンと呼ぶ。