今月になってから月刊「世界」を買っていない。のんびりしていると、どれかの記事についての書き込みがtwitterで流れてきちゃう。不思議なことに、たまにいく書店では、いつもは売れ残っているこの月刊誌が、最後の一冊になっていた。何かが起きているのか。先月号はまだ残っていて、いつものようにバックナンバーとしておかれていたのに、今月号が払底した。
近頃流行の、団塊の世代目当ての本のひとつのように思うけれど、15歳から写真を撮っていた著者は鳥越神社の傍にある洋食屋の人だというので、わかりやすい写真がたくさん出てくる。もっとも、それくらいの本はいくらでも出ているんだけれど、偶々開いたページに志ん朝さんが出ていたので、思わず買ってしまった。同時代史を見ているようで面白い。