ほぼ足りてまだ欲 その先

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卒業式

 反町幼稚園の卒園式は写真が残っているから良く覚えているけれど、近所のおばさんが機械編みで編んでくれた鹿の茶色いセーターを着ていて、滑り台の上に乗って、卒園証書が入った筒を持って写真に写っている。もちろん写真はモノクロだけれど、そのセーターは自分でも良く覚えているので、茶色ってわかる。
 小学校を卒業したのは今では静岡市になっているけれど、清水市立岡小学校で、6年生一年間だけ在籍した学校だったし、受験した静大附属に落ちてしまい、成績はクラスで一番だったけれど、人気がなかったので、クラス代表にも選ばれず、まことにテンションの低いままの卒業式だったような想い出だ。しかも、この小学校の校歌をまったく覚えていない。
 中学は東京の大田区立の中学で、卒業式はなぜか2年生の時の同級生数人と学校に残って、名残を惜しんでいたらしい様子が写真に残っている。
 高校の時もやっぱり大学受験に失敗していたから、後ろめたい雰囲気だったはずなのに、卒業アルバムに写っているのを見ると、集合写真で一番前にいて、でっけぇ面をしている。後ろにいた連中なんか、顔の判別が難しいくらいなのに、態度がでかい。そんなポジションを占めていたような気がしないんだけれど、ひょっとすると自覚がなかっただけなのだろうか。
 大学の卒業式はちゃんと出たなぁ。他の学部の卒業式にも出た。30年後の二回目の大学卒業式では保護者と間違えられた。