ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

プライヴァシー

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 個人情報の壁は結構かっちり構築されているので、なかなか他人の情報はわからない。先週末、上の階の人がベランダの非常ばしごフレームから水を漏らしたので、うちのベランダにジャージャーと水が流れた。幸い洗濯物をぶら下げていなかったから、なんの被害もなかった。上の階の人には以前同じことがあって、そこは水密になってはいないから、気をつけて下さいと、云いにいったことがあって、それがきっかけで、上の階の人はうちを避けているのがわかった。エレベーターで一緒になっても、挨拶もしてくれなかった。それだのに、どうしてまたそんなことをしたんだろう。つれあいが上の階に行ってみた。すると窓にカーテンも掛かっていなくて、中が見えた。中は空っぽだったという。ということは、いったい、誰が水を流したのか。どういう状況になっているのかが解らない。

追記
 どうやら新しく引っ越してきた人が他の部屋でも非常ばしごフレームから水盛りをさせた事件が起きているらしい。上の階は最初から住んでいる人だけれど、いつの間にか男性ひとりの住まいになっているらしく、多分今まで掃除をしたことがなかったから知らなかったらしい。以前には家族で暮らしていたはずなのだけれど、いつの間にかひとり暮らしになっているらしい。なにか事件が起きなくてはこうしたことがわからない、そんな環境に暮らしていることに唖然とする。

 二歳年上の知人は一昨年、肺癌で左の肺を摘出した。それ以来、抗癌治療を続けていると云っていたのだけれど、昨年の11月以来逢えていなかった。そこへこのCOVID-19騒ぎで誰もが連絡を取り合っていなかった。先週の末に、友人のひとりが携帯電話にかけたらつながらなかったといってきた。入院しているのかも知れないと、手術をした病院に連絡したが、入院記録はないといわれたと。親戚のひとりを知っている友人がいて、その親戚に連絡を取った。親戚が地元の警察に連絡を取って、確かめて欲しいと依頼した。救急車を伴って、警察が行ってみると、ひとつだけカギのかかっていなかった窓があったので、そこから入ったら、誰もおらず、もぬけの空だったという。彼はひとり住まいだ。ケアマネージャーがついていたというので、そのケアマネージャーに連絡を取ろうとしたら、情報を開かして良いという対象に登録されていないから、教えて貰えなかった。
 彼は奥さんを亡くしてずいぶん経ち、娘さんがいたのだけれど、ずっと繋がっていなかったという記憶だ。ひょっとすると、そのお嬢ちゃんと彼はここへ来て連絡をしていたのかも知れない。携帯もつながらず、その後の行方を追うことができなくなった。どこへ行ってしまったのか。