ほぼ足りてまだ欲 その先

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英語@日本

 私を無理矢理中学さんの時に大下英語塾に連れて行ってくれた母親に大いに感謝している。途中で遊びたくなって、塾を辞めたいといった時も、大下先生のところへ無理矢理連れて行ってくれて、続けさせてくれました。あれがなかったら、私は今でも英語を使いこなせなかったと確信するものね。あれからそのまま英語を発展させられれば良かったのに、社会的通念なるものに振り回されてしまったことには至極残念だったといわざるを得ない。
 先日日本へ来た外国人(確か東アジア系だったかと)の若者が「こんなに英語が通じないとは思わなかった」と書いていたが、なぜそう思ったのかというと、これだけ街の看板に英語が溢れているのに、というものだったのには考えさせられた。たしかに、見ようによってはここはどこの国の街角なのか、と思うような時がある。
 お金持ちの中には外国へ旅行するのに、現地にいる日本人ガイドを雇う人がいることを知った。スイスに住んでいる姪がそういう仕事をしているのだそうだ。だから、遊びに来る人がほぼいないに等しい現状に困っているそうだ。現地のドイツ語やフランス語ではなくて、英語を操れなくても、そうすれば個人旅行ができるというわけで、執事を雇うようなものなんだね、と驚いた。レストランへ入る時も、電車の切符を買う時でも、役に立つのだそうだ。そういえば昔、サンフランシスコの空港で、そんな執事とおぼしき男性を従えた日本人老夫婦を見かけたことがあるが、金持ちはそうして旅をしているんだと、遠い空想の世界に思いを馳せてしまうのだ。
 そういえば1964年の東京オリンピックの時は「学ぼう、英語!」がとても流行った記憶がある。終戦直後の「カム・カム・エブリバディ」以来の英語熱だった。今度のオリンピックではそんな雰囲気を感じたことがなかったけれど、それは日本人の英語力が以前に比べて遙かに高まってきたからだろうか。もちろん、当時に比べたら帰国子女の数は比較にならないほど増えたはずで、FM放送やテレビの中でむちゃくちゃ流暢な英語を喋る日本人に遭遇する。
 それにしても、どうして韓国の若者はあんなに英語が喋れるのだろうか。