ブックオフってのはネット上にある品物と、各店にある品物はリンクしてないんだそうで、現場で見つけるしかないらしいよ。その筋からの情報で、近所のブックオフに志ん朝だか、圓生だかのCDが入っていると聴いて、駆けつけてみると、なんとそれは古今亭志ん生だった。志んと生はあっているけれどね。私は志ん生の落語はあんまり好きじゃない。当時はどちらかといったら、金馬だったし、文楽だったし、圓生だった。志ん生は最後は脳梗塞を患ったから、それ以降はもう聞いていてもなにイッテかわからなかった。とはいえ、私は東京に暮らしていたわけではないから、寄席になんて行けていない。もっぱらラジオだったから余計だった。
で、その入荷しているものを見たら、誰がいつ出したのかわからない50枚シリーズものの一部だった。良く見ると、息子の先代の馬生や志ん朝がやっているのも聴いたことがない演目がいくつかある。
- 安中草三牢破り
- 江島屋騒動
- 御家安とその妹
- 吉原綺談
- 穴釣り三次
この五つの演目が七枚のCDに入っている。それがここでは一枚税込み290円で売っていた。それにしてもシリーズはなんだろうと思ったらポニーキャニオンが出したもので,多分著作権切れではないだろうか,とも思ったんだけれど、発売は1998年だって書いてある。