ほぼ足りてまだ欲 その先

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落語

 図書館の落語のCD棚を見ていたら聞いたことがないかも知れないなぁと思ったものを見つけた。ひとつは志ん朝SONY「落語名人会16」古今亭志ん朝8 - で「真田小僧」と「駒長」の組み合わせ。真田小僧の方は寄席で良く聞くけれど駒長の方は聞いたことがない。聞いてみたら、こりゃ本当に聞いたことがなかった。驚いたね。まだ聞いたことがないのがあるとは思わなかった。
 もう一枚は三遊亭圓生で、キングが出した「特選落語名人会」の一枚で、「東横落語会」のライブ録音。「骨違い(昭和48年)」と「がまの油(昭和51年)」の組み合わせ。「骨違い」なんて聞いたことがないなぁと思って借り出して、うちでパソコンに入れて整理をしていたら、なんと百席38が全くこれの組み合わせ。あれ!聞いたことがなかったんだ!驚いた。
 「駒長」も「骨違い」も両方とも、亭主が仕事に精を出さずに、博打にばっかり入れ込んで家を省みないというとんでもない設定で、そっから先が、大変だ。「駒長」は借金から逃げるのにどうするかと思案を巡らすという話だし、「骨違い」はとんでもないことになってしまうという話で、途中で怖くなる。それにしても、「骨違い」では圓生は女をぼろくそに言うという枕を振っていて、今の時代にこれをまんま聞いたら大騒ぎになるだろうねぇ。「七人の子は生すとも女に心許すな」なんて言葉を吹き込むというところからていへんなことになる。

落語名人会(16)

落語名人会(16)