ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

町山智浩

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 昨日の夜、22時から町山智浩がワシントンDCから大統領選挙に関する話をするというので、これは面白そうだからと千円也を払って見ようと登録した。ところが22時になってもなかなか画面が変わらなかった。しばらく経って、繋がったと思ったら、これがブツブツ切れ、何を云っているのかさっぱりわからない。チャットがtwitter経由で繋がっていたので、その旨書き込むと多くの人が見えないと書き込んでいる。そのうち気がついた町山がとうとう、他のホテルのロビーへ移り、そのホテルのwifiを使って繋げ、ようやく安定して動き出したのは一時間後だった。結局一時間ほどしか繋がらなかったのだけれど、町山は平謝り。しかし、謝って済むわけじゃない、何しろ有料だったのだから。彼はこれを何らかの形でコンペンセイトするつもりだろうか。
 話はとても面白かった。ここまで混戦になったのは、民主党ジョー・バイデンなんて人を出してきたことに大きな原因があるし、ドナルド・トランプが重点的に、非常にこまめなキャンペーンを張ってきたことに要因があるというのだ。何しろバイデンには大きな活躍があったわけではなくて、ただただ長いこと民主党で政治家を続けてきたという似すぎない。そういう点では日本の菅義偉と大きく似通っているというのだ。菅義偉だって、これまで見るべきものもないし、自民党が後から後から繰り出してくる『順番』大臣だってどれもこれもただただ長いこと自民党で議員をやってきたってだけのことだ。衆議院の予算委員長があの「金田勝利」である。あの大臣在任中にどこまで阿呆なんだ、と散々けなされてきた男だもの。
 そして、トランプ・キャンペーンは激戦州のペンシルバニアでは、本当に隅々まで歩いていたんだそうだ。「こんな廃れていく街なんだが来てみてくれ、助けてくれ!』という手紙を貰って,トランプはピッツバーグから30マイルほど南にある人口わずか7千人のMonessenという街にまで行っているそうだ。近くを流れる Monongahelaという川の名前とドイツのEssenをくっつけてできた街の名前だそうで、まさにラスト・ベルトの名のように鉄の街だったらしい。そこへトランプはやってくるんだから、街の住民は圧倒的に感動してしまい、トランプびいきになるんだそうだ。そんなことをこの街だけに限らず、あちこちでやってきたんだそうだ。そうなると、当然テレビでしか見たことのないジョー・バイデンなんか遙かに霞んでしまうという。つまり、あの下品な、史上最低な大統領だけれど、こんなところにまで気を遣ってきてくれたトランプびいきになると。
 ここまで話を聴いてきて、今度の大統領選挙がようやく見えてくるような気がする。それでも、トランプの再選は断じてお断りだ。あんなバカげた大統領は二度と見たくない。何しろ、こっちは安倍晋三が去ったら、なんと菅義偉なんだから、もうイヤになる。