ほぼ足りてまだ欲 その先

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キューポラのある街

 1962年の日活作品。監督は浦山桐郎だけれど、脚本が今村昌平浦山桐郎。モノクロ、日活、99分。当時私は中学三年生だった。この映画を見た記憶がない。在日朝鮮人の北への帰還事業が盛んだった当時(といっても1980年代まで続いていたんだけれど)の川口。北へ帰れば平等の社会が待っているはずだった,あの頃。
 吉永小百合が若い。撮影時(1961年か)吉永小百合は16歳、それで中学三年生の役。弟役の市川好郎は14歳、こんな頃から芸能界で演じていたんだね。彼は45歳の時にくも膜下出血で他界している。後から後から、「あ!これは!」という役者が出てくる。菅井きん東野英治郎加藤武、杉山徳子、北林谷栄殿山泰司吉行和子・・・そういえば最近、東野英治郎の息子、東野英心を見ないなぁと思ったら彼ももう既に2000年に脳出血で急逝。58歳だった。(NHK BSP :来週は「愛と死を見つめて」)


キューポラのある街【予告編】

NHK BSP :来週は「愛と死を見つめて」)
 原作は1963年(私は高校一年生)に刊行されたマコとミコの三年間の交換日記で、なんと160万部を売ったという。もちろん私もこれを読んだ方で、これに触発されて、当時の高校の同級生6名で交換日記を書いていた。あの数冊になるノートは誰のところにあるのか、もうとっくに捨てられちゃったのか、わからない。今になって読み返してみたい気もするし、読めない方が良いかもしれない。6名の中にはもう名前が思い出せない人もいる。今井、杉田、上野、森、茂呂かなぁ。映画が吉永小百合浜田光夫だと聞いた時には,全然イメージが違うといって見なかった。