ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

撞球

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ビリヤードのことだ。
浪人中にどういうわけか、ビリヤードを覚えてしまった。
如何に勉強をしなかったのかが、良くわかる。
昔の不良がこうだった。
高校生の時に、下校時に駅に向かって歩いて行く途中にあるビリヤード屋を窓から見たら、ちょっと前に教職実習にやってきた大学生が、ビリヤードを突いているのを見て、なんだ、結構不良なんだな、と思ったけれど、そのすぐあとに、自分はビリヤードを覚えた。
当時は当然四玉だった。
ポケットなんか、滅多に台そのものを見なかった。

某大学の社会学部の入試の時、私たち(幼なじみと共に)は大学のすぐ傍にビリヤード屋があるのを見つけていた。当時は大学の傍には、麻雀屋と共に必ずあった。
長い昼休みに入るやいなや私たちはビリヤードを突きに行った。
なんという大胆な受験生だろうか。
一時間の約束で突いて、急いで受験室に戻ると、既に問題用紙が配られているところだった。
私は受かったが、一緒に突いた友達は補欠となって落ちた。
私が誘ったのか、彼が誘ったのか、よく覚えていないが、私が誘ったのであれば、すまないことであった。

池波正太郎の両親は一時期、根岸でビリヤード屋を経営していたことがあるそうだ。
離婚したという両親だろう。