ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

昨日の散歩

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東の隣の区に向かって散歩をはじめた。
川を渡って行けるところまでいってみようと思っていたのに、二停留所分歩いたところで、一時間に一本しか来ないバスがやってきたので、ひょいと乗ってみた。このバスの終点はそのまた東側にある区のJR駅だ。もちろんこの駅までは以前にも来たことはあるけれど、都バスはいくらでもあちこちに走っているから帰りはどうにでもなるだろうと。ま、有り体に言えば「亀戸」駅である。
駅ビルでトイレを使って出てくると、そうだ、今日は日曜日だから、正午から駅前の明治通り歩行者天国である。そういえば銀座の歩行者天国ももうずいぶん歩いていないことを思いだした。

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その歩行者天国をホンの数ブロック歩いたところで、右側に伸びる通りが見えていて、そこにやけにたくさん人が歩いている。見ると「亀戸中央通り商店街」と書いてある。そんな路地みたいな通りが「中央通り」と宣言しているのも偉そうだけれど、とにかく人がたくさんいる。こんな時期だけれど、人がたくさんいると、多分何か、面白いことがあるんじゃないかという気になる。しかも、真っ直ぐに通っているから、これをどんどん逝けばきっと東武亀戸線の線路にぶつかるだろうから、行く先も安心だ。

歩き始めてすぐにわかったのは、この通りには中国人を初めとして東アジア、東南アジアの人たちの率が高いということだった。それがわかると、沿道の店が中国食材を扱う店が軒並みで、外食も中国系が中心だ。買いたいとは思わないけれど、中国由来の食材はそれが一体何でできていて、なんのための食材なのか、想像力が追いつかない。そして新鮮な八百屋が何軒もある。
多分、この地域の東アジア人達の食料庫となっているんだろう。多くの日本人はこういう地域があちこちにあることを知らないのだろう。「日本は単一民族国家である」なんていっていた連中が牛耳る自民党連中は見て見ない振りをしているのか、どうせ選挙の票にならないから知らんふりか。
東武亀戸線に乗って曳舟に至る間に地震があったらしく、曳舟東武伊勢崎線のプラットフォームに上がると、駅員がスピーカーの声がわれるほどの音声で何かを叫んでいる。そのうちにようやくわかったのは、地震があって安全確認のために電車が各駅で止まっているということだった。
地元に帰ってくると、街は人々がワンワンしていている。またどら焼き屋の前に長い行列ができている。その隣の和菓子屋さんで、練り切りを買いたくて遠回りする。今日は三種類あるというのでひとつずつ戴いた。なんとそのうちのひとつはクリスマス・ツリーになっている。新しくできたおかず屋で昼のおかずを買おうとまた遠回りをして、かつて住んでいた集合住宅傍の街中華を覗くと、客はひと組しかいなかったので、無沙汰を詫びる五目焼きそばにした。するとそこへ若いお嬢ちゃんがハンディカメラを回している男を連れて、下取材をさせてくれるかといって入ってくる。本当に取材に来るとは思えないが、相変わらず人の良い旦那は受け入れて、焼き肉定食を食べさせていた。私は食べたことがないな。
何ヶ月ぶりの外食だろうか。