ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

秋が来つつある

f:id:nsw2072:20191027211908j:plain:w360:left 散歩に出た。余計なものを食べないように、歩く。数年前に植えたようなまだ若い丈の小さな並木道にドングリが落ちている。身の丈に合わないような立派なドングリである。それでも、百花園の紅葉はまだ始まったばかりで、もうしばらく待つ必要がある。
 亀戸まで出た。古着屋ができている。渋谷の古着や的な品揃えで、面白くない。東武鉄道亀戸線曳舟伊勢崎線で浅草に。デパ地下に入ったら、半分とはいわないが、ドラッグストアになっていてがっかりした。新仲見世に出て、TORAYAで冬物を見た。カデットキャップの新しいものが出ていたけれど、日本らしく小さくまとまっている八枚ハギで、面白くない。もっと冒険してたっぷりな山にしたら面白いのになぁ。川崎の銀流会の帽子屋はやりすぎだとは思うけれど。豆の煮付け、イシイのチキン・ハンバーグが昔のとは変わったんだというのをどこかで読んだので買う。明日の朝はこれを挟んで食べようと思ったが、うちに帰ってきてみると、買い置きのパンがホッカッシャなんかになっていた。ナッツはカロリーが高いが、豆なら良いだろう。豆腐で作った平打ち麺風の麺、というのを買った。ズルッペとしていて、二度と買う気にならなかった。



 どうしても20年前のことが忘れられない。いろいろあるんだけれど、今日思いだしたのは、これだった。
 日本から電話がかかってきて、とうとう闘病中だった義父が他界したという。そうかと電話を切って、航空会社の知り合いに、すぐ電話をして日本に一時帰国するフライトを抑えた。すぐさま帰国したいと思った。すると「自分で勝手に帰る手配をしたんだから、自分で払うんだろうな」と言われた。くそっと思ったけれど、あぁ、当然だと思った。こういう帰国費用を会社にお情け戴くつもりなんぞこれっぱかりもなかった。航空会社の知り合いに、マイレージがあるからアップグレイドできる時にはしてくれとお願いした。日本滞在中に、葬式を終えてから、仕事関係に挨拶に行って帰任するつもりだった。すると事務所から電話が来て、帰任を二日延ばして寄る場所を増やしてこいと指示された。ところで、君のフライトを変更したんだけれど、なんだかマイレージ使って変なことをしているみたいだな?といわれた。誰も変なことなんてしていない、使えるサービスを使うだけだ。それにしても、私が自分で自費で手配したフライトを勝手に動かすとはどういうことだ。この時に次のチャンスには必ずこの職場を離脱しようと決意をした。嫌な思い出がいつまでも消えない。心理学的には想い出したくない記憶には自分で封印をするんじゃなかったのか。時々思いだしてはその度に、悔しい思いをしてしまう。もうそろそろ脱却したい。