最近実に世の中は変わるものだなぁと思ったことのひとつ。近頃ではテレビでも宣伝をみるようになったExpediaというネット上の旅行代理店である。とっても安っぽい熊のぬいぐるみが出てくる広告ですぐにわかる。ネット上では日本法人ができているのだけれど、かつてはそんなものがなくて英語版しかなかった。しかも、私の周囲ではそんなところを利用して旅行してる人なんて聞いたことがなかった。
自分がどうしてそのサイトを知ったのか、全く記憶がない。それなのに、そんなサイトをいじくっているうちにどうやら米国へ遊びにいくフライトが安く手に入りそうだというのがわかった。それが複数の都市をぐるっと回る航空券を手配することができることもわかった。当時の日本のネット上のそうした代理店というのは片道もしくはひとつの都市への往復切符しか手配できなかった。
米国内のパックト・ツアーは日系の旅行代理店の現地ツアーを使い、米国西部へ旅行に行った。フライトも途中のホテルもみんなExpediaで手配をした。そこから不安になった。これ、本当に信頼してもよいサイトなのかと。今更ながら。だったらどこかの代理店に足を運んでやってもらえば良いのに。
どうしたのかといったら、4travelという価格ドットコムがやっている旅行サイトのQ&Aで不特定多数の皆様にお伺いしたのだ。するとお二人の方から「普通に使っている」というお答えをいただいたのだ。
あれから6−7年経つのだろうか。今エクスペディアは軽薄な歌と広告を日本で流している。もはや誰も彼らを疑う人がいない。世の中変わる。
