ほぼ足りてまだ欲 その先

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紀元79年

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 今まで、ボーッと聴いていて、全然頭の中に入っていなかったんだけれど、ヴェスビオス火山が噴火して、あっという間にポンペイの街が、火山灰で埋め尽くされてしまったのが、紀元79年の出来事だというんですね。それが初めて発掘されたのはなんと1748年だっていうんですから、その間1700年弱ほど埋もれたままだっていうわけで、不思議でしょうがないのは、それまで語りつがれることもなかったのかねぇ、ということなんですよ。どこかになにか残されていなかったんだろうか、それまでの人たちはほじくり返してみようとか思わなかったのかねぇ、なんてことなんですな。もう誰も彼もが忘れ去って、ある日井戸を掘ろうとして、大理石の柱が見つかったことがきっかけらしいのですが、そこからなんだかんだと紆余曲折がありそうです。
 今から丁度一年くらい前、去年の2月にあのポンペイから四輪の飾り立てられた馬車がほぼ無傷のまま掘り出されたと発表されて、記事になりましたけれど、文化大臣が言うには「今なお新しい発見が相次いでいるし、まだ20ヘクタール分の発掘作業が残っているので、新発見は今後何年も続くはずだ」ってんです。まだまだ続いていることはこれまた驚きです。
東京国立博物館 平成館のポンペイ展は4月3日までだそうです。そのあとは京都・宮城・福岡へ巡回だそうです。