用心に用心を重ねてきたというのに、ついにCOVID-19ウィルスに侵されてしまった。
頭痛が頻発して、変だなぁ、何があったのかなぁと思っているうちに、気が付いたら、喉がむちゃくちゃ痛くなり、水物を飲むにも痛くて、ふと気がつくと熱が上がってきた。幸い、自分一人で友人の別荘へ来ていたので、同居する家族がいるわけでもないのが、救い。
とうとう怪しいなと思ったので、滞在中の国保病院の発熱外来を予約。ネット上で日曜日に予約したら二度もその日のうちに病院から電話をもらう。午後2時に車で来てくれ、という指示だった。初めて行った病院には大きな字で「発熱外来はこちら」の掲示。従っていくと、病院の真裏に出た。3台の車が既にいた。完全防備の看護婦さんがきてくれて、プラスティック容器に唾液を貯めてくださいと指示される。鼻の穴に綿棒を突っ込むのは嫌だなぁと思っていたが、それはなかった。
熱は出ていて、前日の明け方には38度に達していた。頭は痛く、熱ぽい状態で、車を運転してくるのは不安もあるけれど、つくづく東京でこういう状況でなくてよかったと思った。
カロナール、アンブロキソール、レスプレンを出してもらって帰る。この時はまだ陽性だと判明していないのだから、中途半端な状態。お粥を作って食べて薬をとる。カロナールを摂取。保冷剤をタオルに巻いて頭に当てて寝る。
今日になって電話でくるといわれる結果が来たのは午前10時ごろ。男性の職員が「申し訳ありません」みたいな雰囲気で「陽性です」と宣告。新薬が提供されますがどうされますか、ということで、午後3時にまた病院へ行く。緊急承認されたばかりらしい「ラゲブリオ」という薬を受け取る。午前10時と午後8時に摂取するという不思議な指定があるのは一体なんだろう。
とりあえず、9月5日までここから動けなくなった。ということは買い物を友人に頼むしかない。今日は早速色々買ってきてもらった。中でもアイスクリームは実にうれしくて、もうあっという間に食べてしまった。