ほぼ足りてまだ欲 その先

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国会

空もどんより重い雲。この国の将来を象徴しているような。

 NHK衆議院予算委員会を中継しておりました。与党の議員の質問はどうせなぁなぁなので、全く見ませんけれど、午後になって日本共産党の宮本徹くんの質問からちょっと見ました。だから今日は散歩に行っていません。

 いやはや、もちろん自公維政権が国会を開かないのはこんなにちゃんと答えない体制を作ることの面倒臭さがあるからなんですかねぇ、という思いを持ちましたね。岸田文雄だけじゃなくて、加藤勝信にしても、葉梨康弘も、とにかく質問に対して、真っ向から答えたりなんぞしたら、地獄の閻魔様に舌でも抜かれてしまうんじゃないか、というほどちゃんと答えない。ちゃんと答えないどころか、延々と官僚が書いた答案用紙を長々とまるで今自分が思いついたかのごとくに読み上げる。

 その集大成が、なんでこんなバカが文部科学大臣なんてやってんだというくらいの永岡桂子でございます。まったく宮本徹を相手とせず、延々と「お答え」申しちゃうのである。どれくらい国民をバカにしているかを一度くらいはご覧になったほうが良いと思います。
 NHKで見逃しても大丈夫。ネット上で「衆議院インターネット審議中継」から10月18日を選ぶと、この日は予算委員会しかありません。それを選んで宮本徹をクリックすると彼の質問からみることができます。

 元文科省事務次官まで努めた前川喜平も彼女はボロボロだといっています。永岡桂子は夫が郵政民営化亀井派は反対だったのに、賛成に回り、派閥内や特別郵便局からの軋轢に苦しんだといわれて自死したあとを受けて中村喜四郎の対抗馬として議員になったらしいですが、全くその場の空気を読めないのか、意図的に読めないふりをしているのか、というおとぼけっぷりで、自民党にはもうこんなのしか残っていそうもありません。

 こんな人が教育行政を束ねているっていうんですから、教員の仕事がブラック化して、なり手がどんどん減るのにはしょうがないんだろうなと思ってしまいます。今こそ、大事なことだから繰り返しますが、今こそ学校の先生を増やして、クラス定員を減らして、子どもの教育に資するチャンスじゃないのでしょうか。子どもを大事に育てることこそが、国の根幹を強いものにしていくのになぁ。悔しいなぁ。