ほぼ足りてまだ欲 その先

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NHK映像の世紀バタフライエフェクト「大恐慌 欲望と破滅の1929年」


 録画してあったNHK映像の世紀バタフライエフェクト大恐慌 欲望と破滅の1929年」を見た。
Joseph Patrick "Joe" Kennedy Sr.はJFK(ジョン・フィッツジェラルドケネディ)やRFK(ロバート・フランシス・ケネディ)の父親である。あ、そうだ、Edward Moore Kennedy(エドワード・ムーア・ケネディ)もいたじゃないか。
 フランクリン・ルーズベルトの大統領選で、彼を経済的にも支援。その功によって初代証券取引委員会委員長となった。どうしてそんなに経済的に成功したかというと、ジョセフ(通常はジョー)は、今だったら不正手段として禁止されているような手段を弄して株式市場で儲けたといわれている。どうして彼が証券取引委員長なのかと聞かれたフランクリン・ルーズベルトは「泥棒を取り締まるのには泥棒の経験のあるものがうってつけなのだ」というような言葉をいったと引用される。1929年の大恐慌の時に、どうして彼は巻き込まれずに、見事に売り抜けたのか、という説明では番組では「たまたま磨かせた靴磨きが、株式市場について、他の客の情報だといって話していたのを聞いて、靴磨きまでこんな事を言うようではもう潮時だと思った」と説明したと伝えた。しかし、ウィキペディアに誰が書いたのか知らないが、ロナルド・ケスラーが『汝の父の罪』(文藝春秋社)で書いているように、『パトロンのガイ・カリアの「株式市場はそろそろ危ない」という忠告に従った』までなんだというんだね。

ジョーはその後、連邦海事委員会委員長、在イギリスアメリカ合衆国大使を歴任。73歳で脳梗塞を患い、1969年に81歳で他界する。

 ケネディ家はそれはそれは一人ひとりに小説のような過去があるね。