ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

冬が来た!

 昼飯を食べてから図書館へ行こうとして、ふと手元の気温計を見たら、なんと11℃だった。真っ昼間なのにである。もちろんお陽さまは出ていない。どんよりとしていて、手袋がほしいくらいだ。図書館に予約してあったのは新書二冊だったのだけれど、ならばと、書棚をチェックしたら分厚い本が何冊か、おいでおいでをしていたので、調子に乗って借りだしたら、ずっしりと重たくなって、散歩する気にならず、さっさと帰ってきてしまった。観光地にはたくさん人が出ているし、明日になれば人もちょっとは少なくなるだろう。みんな突然の寒さに奥の方から取り出したようなダウンジャケットを着ていてまだシワだらけのまんまだ。

 「初代宮内庁長官田島道治の記録」である。図書館から借り出す以外に手にする方法を思いつかない。これを始めると、次から次に都合全7巻に及ぶことになる。そのうちに「昭和天皇実録」全19巻に手をだす事になるだろうか。



 私は小説を読まないから(もうわかったっていってんの!)全く知らなかったんだけれど、ホルヘ・フランシスコ・イシドロ・ルイス・ボルヘス・アセベードという名前のアルゼンチン人の小説家がいたんだそうだ。通常はホルヘ・ルイス・ボルヘスと呼ばれていて、しばしばただ単にボルヘスと呼ばれているらしい。1986年にジュネーブで、86歳で他界。その小説家と彼の小説を「おそらく作者本人よりも詳しく知っているであろう」詩人で評論家であるオスバルド・フェラーリとの対話だそうだ。
 なんでそんな対話集を手にしているのかというと、図書館の棚に見慣れない分厚い本を見つけたからである。なんと666ページである。


 もうとっくに文庫になっている本だ。山田風太郎の日記は良く知られている。本書は昭和26-27年。