ほぼ足りてまだ欲 その先

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なんで大きい車が必要なんだろうか


 根津・千駄木あたりの裏道、元の藍染川を暗渠にした道辺りをうろついて散歩していたら、こんな車を見かけた。なんだろう、まるでおもちゃのような車だなぁ、一人乗りだし、と思ったら、そのとおりで、どうやら20年前くらいに、チョロQのメーカーがどこかの会社と組んで作った「チョロキューモーターズ株式会社」が出した車らしい。見るからに一人乗りの電動自動車。あんまり実用的ではなかったらしく、その上おもちゃにしては高かったせいか、殆ど売れなくて、3年で解散した会社らしい。これを今の技術で本物にしたら良いんじゃないかと思うわけよ。50万円くらいで走行距離もしっかりあれば、かなり売れそうな気がする。


 これは極端にしても、込入った細い道を通らなくてはならない、あるいは田舎すぎて細い道しかない環境に暮らしている人にしてみたら、小さな車はかなり便利。今この役を果たしているのはもっぱら軽トラだ。しかも4輪駆動まである。長距離をこなすにしても、アメリカじゃないんだから、せいぜい1500ccくらいのスズキスウィフト、マツダC2くらいで十分だ。
 それ以上のクラウン・クラスの車なんて、一体何で必要なのかが良くわからない。総理大臣から国会議員連中が黒塗りの大きな車にスモークト・ガラスにカーテンまでかけている大きな車に乗る理由がわからない。誰かに狙われる危険があるからそんなのに乗るんだったら狙われない政治をやれば良いんだよな。物品税を復活させて、2000cc以上のそれ相当の電動車でも、大きな車(幅、長さも規定して)に乗る時には物品税を思いっきり高くすれば良いと思うんだよね。趣味を楽しむ余裕のある人はそれなりに負担してくださいと、必要があって高速移動手段に乗る人は、それなりの車でいいじゃないか、という思想だね。クルマが好きな人達は大反対をするだろうね。東ドイツが作っていたトラバントみたいにつまらない世界になっちゃうって主張するだろうなぁ。今、トラバントは大人気なんだって知ってるか?あれのストレッチ・リムジンなんてのが観光客用に走っていたりするんだぜ。

 アメリカや欧州からでかい車を輸入して、それに乗るのがステイタスだと思っている人たちがたくさんいるけど、物品税を思いっきり負担してお乗りになれば、もっとステイタスが高くなって、ご自慢の成金趣味がよりクローズアップされて良いんじゃないかと思うんだけれどね。