ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

国会

 国会が始まり、今日は参議院予算委員会がテレビで中継されていた。政治資金等に関する集中審議。自民詐欺師党と公明いうがまま党の質問はどうでもいいと聞かないんだけれど、今日の公明党の質問はちょっと聞いたら、これまでの立ち位置とちょっと違っているようだった。でも、政府はなにもフォローしない。今日の質問では、もちろん共産党の山添拓とれいわの山本太郎の質問、合計で30分にもならない。
 山本太郎は災害支援に今すぐ動け、というんだけれど、岸田文雄はグダグダいってなにもうごかない。岸田のスタンスは、自然災害なんだから、しょうがないだろう、というに等しく、そんな自然災害で被害を受けるようなところに住んでいるんだからちょっとやそっとでは元の生活に戻れなくてもしょうがないだろうが、といっているようなもんだ。家が全壊だろうと半壊だろうと、ちょっとした金が出るんだから、それで御の字だろうが、というスタンスにいるように見える。そう思うと非課税世帯に7万円というまさに支持率向上のための策でしかなさそうなやり方も、火に油を注ぐようなやり方だけれど、やってもらうだけ御の字だろう!といっているようなものだ。

 派閥の裏金にしても、今日は殆ど派閥といわずに政策集団なんていっていたけれど、それを「派閥」というのであって、「武器」のことを「防衛装備品」といいかえるのとなんにも変わらない。これが自民詐欺師党のやり方。


群馬の森の「記憶 反省 そして友好」の追悼碑

裏に書かれた碑文
「20世紀の一時期、わが国は朝鮮を植民地として支配した。また、先の大戦のなか、政府の労務動員政策により、多くの朝鮮人が全国の鉱山や軍需工場などに動員され、この群馬の地においても、事故や過労などで尊い命を失った人も少なくなかった。
  21世紀を迎えたいま、私たちは、かつてわが国が朝鮮人に対し、多大の損害と苦痛を与えた歴史の事実を深く記憶にとどめ、心から反省し、二度と過ちを繰り返さない決意を表明する。過去を忘れることなく、未来を見つめ、新しい相互の理解と友好を深めていきたいと考え、ここに労務動員による朝鮮人犠牲者を心から追悼するためにこの碑を建立する。この碑に込められた私たちのおもいを次代に引き継ぎ、さらなるアジアの平和と友好野発展を願うものである。2004年4月24日」

 なんでこの追悼碑を群馬県が強制撤去したのか。この碑文を読んでなにがいわゆる歴史修正主義者たちが大騒ぎをするようになったのかと不思議でしょうがない。実は当初の日文案には「強制連行」という言葉があったけれど、これに関して疑義が起こされた。それでカットされて承認された経緯がある。
 
 毎年4月にこの追悼碑の前で行われてきた追悼集会にそうした歴史修正主義者が妨害をするようになってきたのは、彼らにいわせると、当時の朝鮮半島からの強制連行による労働者の強制労働は事実登攀するのだという主張によって起こされてきた。そのうえ、この日を建立する際の設置期間が10年で切れることから2014年に撤去しろと迫ったことが発端だ。

 強制的な労働者の刈り込みについてはあちこちにその記憶の痕跡が残っているものの、戦後のゴタゴタで多くの資料が消失してしまったことをいいことに、「そんなことはなかった、みんな勝手に自分からやってきたんだ」という主張を一人歩きさせる。当時の朝鮮半島からは多くの食料を内地へ送り、また内地の労働力は徴兵によって戦場に持っていかれてしまった労働力の極端な不足を補う労働力として半ば強引に労働に従事させられた。これは事実であって、作り話でもなんでもない。

 群馬県内での主な労働現場には、鉱山では小串鉱山、根羽沢鉱山、群馬鉱山、軍需工場では大同製鋼、中島飛行機太田工場、中島飛行機の薮塚、後閑、多野などの地下工場建設、吾妻線工事などがある。

 群馬県はその10年間という期限を振りかざして、撤去を要求し、裁判になった。2018年2月、前橋地裁は県の更新不許可を裁量権の逸脱で違法とし、期間更新許可については期間・条件を県の裁量権の範囲内とし、守る会の請求を却下。

 東京高裁・高橋穣裁判官は2021年8月26日「群馬県の追悼碑の撤去の処分は、裁量権を乱用する違法な処分だとして群馬県の追悼碑撤去処分を取り消した前橋地裁の判決を覆し、群馬県の主張を認め行政に迎合し、県の主張を全面的に認める判決をする。追悼式の中で「強制連行」ということばを使ったことが三回あったとして、これが政治的発言だと認定。政治的争点に係る一方の主義主張と密接に関係する存在であるから公園における使用目的に反する、という裁定である。

 だったら、それに替わる設置場所に移せばいいと思うんだけれど、何しろ現在の群馬県知事は誰あろう、諸悪の根源、大うそつきの安倍晋三の一の子分だったあの山本一太なのだ。月刊Hanada大好きの山本一太は、今回の機動隊動員代執行にあたって「わが国は治安国家である!」と宣った。腐った自民詐欺師党に法治国家をいわれる覚えはないな。

 この山本一太の「わが国は治安国家である」と岸田増税メガネの「検察が取り上げなかった資金の流れ」とは同一詐欺の土俵にある。自民詐欺師等の価値観は一貫しているのである。一貫して国民を地獄へ陥れていく。