ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

残念無念

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 行方の知れなかった、歳上の知人が先月、他界していたことがわかった。2年ほど前に年に一度の秋のBBQの待ち合わせ場所に座っていたのを見た時に、あれ?老けたなぁと思った。そうしたら「おれ、肺癌だったんだよ」といった。その半年前にはいつもの年のようにお祭りに来て、若い連中と一緒に、神輿の渡御に出かけていったのに。その時にはもう片方の肺を摘出していて、それで消耗していたのだった。それを聴いた時には、かなりまずいなぁと思ってはいた。昨年秋のBBQでも一緒になって、まだ大丈夫だなと思っていたけれど、借りている袢纏は若い連中にいってあるからね、といっていたので、あぁ本人も覚悟を決めているんだなと思ったけれど、それを口に出す気にはならなかった。
 あの人にはスキーも習ったし、祭のこともいろいろと相身互いだったけれど、若い時に奥さんに先立たれたのがかなり強くいつまでも彼の人生に影を落としていたなぁという思いはある。私もそこについてはできるだけ触れないできた。彼がそれをどう思っていたのか、と聞いたこともない。それは彼が全く酒を呑まない人だったことにも関係しているかも知れない。不思議なことに酔っ払ったら、日頃口に出さないことを口にしてしまう傾向にある。それがなかったから、彼の機微に触れることを聞きただしたことはなかった。それにしても、なんにもいわずに他界してしまったことで、彼が悔いたことはないかなぁとそれが気になる。

とりあえず

 俄然独走だという小池百合子の東京2.0とかいうものを見たら、4年前の七つのゼロ以上の美辞麗句の羅列。とりあえずシニア関連。

シニア活躍
オンラインでのコミュニティ活動支援、デジタル・スキルの獲得支援
スキルアップと企業とのマッチングによる就労支援の強化
学び直し支援:都立大学版「100歳大学」プログラムの都内大学への拡大 
多世代交流拠点・地域交流スペースの整備

 シニアがなんで活躍せんとならん?という疑問は置いておかなくちゃね。

  • オンラインのコミュニティ活動の前にデジタルスキルの獲得支援が来なくちゃね。で、その支援なんだけれど、具体的にどうしてくれるというのかね?端末を買ってくれるの?通信費を援助するの?インストラクターを派遣するの?いくらかかるというの?デジタル・スキルを獲得しなきゃいけないっていうの?なんで?
  • 「就労支援」はわかった。さて、その中身だよ。スキルはどうやってレベルアップするのか、そしてそのスキルとはどんなスキルが必要なのか、理解できるだろうか。これは当然若い人たちの終了のチャンスが優先するわけで、むしろ、生活支援の方が現実的に必要な手段ではないのか?
  • 「100歳大学」という滋賀県で始まった活動や、都立大南大沢で始めた活動を意味しているんだろうが、これがかつて石原慎太郎が潰してしまった「都民カレッジ」の復活を意味するのだろうか。なんだか池袋の立教学院がやってきた「セカンド・ステージ大」のような。これは二番煎じにすぎない。小池都政の特徴ではないし、もう既に始まっていること。
  • 「多世代交流拠点」各区が運営している社会教育館や、公民館活動をより拡げるということになりそうだ。若い人たちにとってはとてもじゃない、甚だ陳腐な形にしか実現できていない。多くの年代にわたって興味をかき立てるというのは、お題目としては格好良いけれど、ソフトの切り口が見つけられない。お祭りや、地域の催し物をより活発化することがこれにあたるのかも知れないが、何しろ問題は場所だ。地域の歴史とそれに関連した関わりに関心が持てるようになるにはやっぱり年月が必要だ。場所の整備はやっぱり金だ。今、多くの自治体は、その施設の運営をほとんど民間に委託している。つまり、自治体がハードをつくってそのままであり、委託された民間は、ハードを、メンテナンスを含めて手出しができないのだから、限界として諦めている。こういう現状を彼女は知っているわけがない。

ま、一度、ここをご覧になると良い。英単語の羅列である。読んでも、すぐにはイメージがわかない。→ こちら

ところで、小池百合子が前回の選挙で公約としていた「七つのゼロ」がどれひとつ実現できていないことを,マスコミはほとんど報じていないのだそうで、知らない人が多数に登っているというのを聴いて、本当に驚いてしまった。マスコミは罪深い。

私は「全ての弱者を排除しない」政治を望みます。目先の言葉なんかよりも。
お金持ちにまでなんでひとり10万円配布するんだろう。

記録

  • キャッシュなんたら5%還元が終わるという。それってどこで使えるの?と思案投げ首だった。中古のレンズを探していたら、そこで「還元」と書いてあったので、思わずプチッとしてしまった。ついでに、OFFICEのサードパーティーソフトをポチしてしまった。OSをどんどんアップグレードしたらそれまで入れていたアプリが動かなくなった。マイクロソフトの正規版を買うと全部込みだと4万円近くする。昔からこんなに高かったのか?もうフルスペックでなくて良いし、word、excelが動けばそれだけで良いし、論文の発表するわけじゃないし、というのでキングソフトというサプライヤーの互換ソフトにした。これだったら7千円だ。ちゃんと動かなかったら、情けないことになってしまうけれど、店頭に出かけるのが怖いので、えいやっ!中古のレンズを買うのは初めてだ。

お情け

  • 例の10万円が25日に振り込まれていました。
  • 6月に入ってからの感染者は1日平均で32.5人と、規制緩和の条件とされた1日20人という指標を上回る状態が続いている。また感染経路が不明な人の割合は感染者の46%を占める441人となっており、水面下で感染が広がっていることが予想され、今後、感染第2波が懸念される状態が続いている。(引用元を忘れてしまいました。)


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月齢7.8 明日は午後から雨の予報

また「話の特集」

 実は学生の時から読み続けていた「話の特集」の半分くらいを既に捨てている。あれは多分引っ越した時のことだと思う。イヤ、これではいけないと、友人の別荘に持ち込んだことがあるのだけれど、ほとんどを持って帰ってきた。随分迷惑をかけている。
 で、時々こうして古いものをアトランダムにとりだしては過去を辿るようなことをするのだけれど、今読んでも面白い記事に溢れていて、やっぱり捨てられない。


 例えば、さっきとりだしたのは1978年の8月号なんだけれど、所ジョージ、23歳が二枚目のアルバムを出したところだと書いている。その前がなんと加納典明である。おどろいちゃう。片山哲が90歳で死んだと殿山泰司が書いている。ここで殿山が伝法院通りや千束通りの古本屋を覗いたとあるんだけれど、伝法院の通りには今でもパッとしないけれど、古本屋はあるが、千束の通りにはもう古本屋はない。多分、殿山がいっているのはひさご通りから信号を渡った左側にあった店のことかも知れないが、とうとうあの一角はマンションになってしまった。「猿之助横丁のかいば屋で五街道雲助がひとりでチューハイを呑んでいた」と書いてある。もうこんな店はないんだろうと検索したら、1975年に開いたこの店は2010年に閉店したそうで、その閉店お知らせのハガキの絵は黒田征太郎が描いたというんだね。それにこの店の看板を書いたのは殿山だそうだ。そういう人たちが、千束通りで呑んでいたんだとは知らなかったなぁ。五街道雲助といったら今じゃ脂ののりきったところだ。先代の馬生の弟子で、この頃は二つ目になったばかり。彼は明治大を中退して1968年に先代馬生に弟子入り。一年後に入ったのが今の十一代目馬生。雲助の方が半年若いが学年は一緒。でも、雲助が兄弟子。
 そういえばあのエネルギーのほとばしるクレヨンねじ込み絵の黒田征太郎ももう81歳だというんだ。あの手合いは早死にかと思ったが、長生きしているじゃないか。

記録

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  • なぜ日本のアガパンサスは、密に咲かないのだろう。豪州でも米国でもアガパンサスは「なんだ、この葱坊主は!?」というくらいに密に咲く。種類が根本的に違うのかも知れない。この辺が植物に疎い弱さ。
  • 安彦良和という人のことはなにも知らなかった。なにしろガンダムも、宇宙戦艦ヤマトもほとんど良く知らない。今朝のNHKで語っていることを聞いていたら、彼は私と同じ歳で、北海道の出身。現役で入った弘前大を中退している。というか、学生運動にのめり込んで退学させられたというのだ。同じ時に、5学部からひとりずつ退学になり、理学部からは植垣康博、医学部は青砥幹夫だった。このふたりは連合赤軍に加わり、あの無残な事件を引き起こし、逮捕された。植垣は1998年に出所後郷里の静岡で暮らしているという。青砥は軽井沢の駅で逮捕された4人のうちのひとりだが、その後どうなったのか知らない。確かに弘前大はあの頃、良く聞く名前だった気がする。

記録

  • 74歳で肺癌のステージ4だった知人の行方が杳として知れない。多分知っているのは、私たちが連絡先を知らない、彼のたったひとりの娘じゃないか。手術の時には来ていたという。いったい彼はどこへ行ってしまったのか。
  • 外が妙に暑いらしいので、昼飯に冷製パスタを生まれて初めて作った。リンゴ酢と平兵衛酢を使ってみたかった。上手くできたのかどうか、自分で良くわからないんだけれど、ま、喰った。
  • 昨日の夜中にNHK BSPで「プレミアムカフェ 幻の花エーデルワイスを探して」という2000年の斉藤由貴の番組があったので、古いけれど、とりあえず録画した。チロルへ行きたいなと思っていたので、楽しみに録画を見た。ひぇ〜!斉藤由貴が足がすくんで歩けなくなるのを見たら、片方がドバァ〜ンと切り立ったところや、岩の稜線を歩く。こわぁ〜いこわぁ〜い画面の連続。全然参考にならないんでやんの!
  • 都知事選候補討論会:YouTubeでほんのちょっとの時間、4人の候補者で実施。緑のおばさん、他の候補者が語っている時に、いかにも軽んじている風を装って、ちゃんと聴いていない。こういう態度が彼女の愚かしいところ。バカだなぁ。
  • 医者が栄養士が相談に乗るように手配するというので逢ってみたら、「日頃の食事を成分別に記録してこい」というから、毎食とっている食事の写真を見せたら、それではご飯の量がどれくらい、野菜がどれくらいと判別できないというから、そりゃ無理だ、私だって判別できないといった。
  • 久米宏は番組の最後に「それでは皆さん、さようなら」ともいわなかった。