ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

大政翼賛会国会

 郵政私有化法案に反対ののろしを上げ、報復解散にもめげず当選してきた議員たちは全員白旗を揚げ、小泉の元にひれ伏した。あたかも昔の東宝映画のように「モスラー、っやっ!」じゃあるまいし。その上この暴君の支持率は6割にも届かんばかりになっているという。選挙が終わった時に感じた絶望感がますます募る。二極化をどんどん進める政府を歓迎して株もどんどん上昇。これで「良かった!良かった!」という論調でマスコミがどんどん行くということなんだろう。事実を述べるだけなら誰でもできる。民主党は加速度的に支持を失っていくだろう。


 マスコミが報道するであろうことを十分意識した上で、83人もの自民党新人議員の目の前で平気で「いろいろ」発言をするあのお調子者独裁者にはあきれかえるしかない。これだけ馬鹿にされても尾っぽを振っていくってのもなぁ。やりたい放題の日本がこれから始まる。これまで主張してきた政策をやりたい放題状況になったんだからどんどんそれを進めて行かなくてはおかしいし、それを進めていかないのであればこの状況を馬鹿にしたことにもなるわけだからだ。


 憲法も改正され、軍隊を持ち、徴兵が行われ、高齢化となって第三者の介護が必要となっても自己負担できなければのたれ死に、負担はどんどん国民に追いかぶせる。「小さい政府」にするんだから。「夜警国家」なんてとっくの昔になくなっていたのかと思ったら、こんなに身近にその可能性が転がっていたのだ。そうした仕組みに踏み切ったとしても誰も文句は言えないのだ。私たちはここではっきりと60年を一気に埋める道に踏み切った。