ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

NHKのスタンス

 立教大学の門奈直樹教授(比較マスコミ論)が今朝の朝日新聞の「私の視点」でBBCの例をひいてNHKのスタンス、ポリシーについて批判をしている。BBCの如くきちんとしたポリシーを明確に窺い知ることのできるステーションであればそれこそ小泉の説ではないが、法に縛られなくとも視聴者には理解される。あれだけのドキュメンタリー番組を制作していながらこれだけの未払い者が続出することを考えれば、どこに問題点があるのか分かろうというものである。それすら分からずに、疑念を払拭することを考えず、未だに与党自民党と二人三脚で行こうとする姿勢には誰も評価しないだろう。門奈先生はこれまでにも自民党朝日新聞に対するぶら下がり取材等の会見以外での取材を受けないという通知に対しても常識はずれな対応に警鐘を鳴らしている(http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050804/mng_____tokuho__000.shtml)。服部先生といい、今面白い。
 ところで政治家への取材で無断で録音をしていてはなぜいけないのだろうか。これは盗聴なのか。盗聴というのはその被害者が聴かれていることを知らないまま聞き取られてしまうことを云うのではないのか。この場合、顔と顔を合わせているかいないかも関係なしに、身元が既に明らかとなっており、聴かれる方も聴かれていることを認識して話している。それがメモとなっていようと、ICレコーダーの中に声をなって保存されていようと本人が発言することには代わりはない。
さて、でかけよう。