ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

《報道特捜プロジェクトSPECIAL》日本テレビ放送網

 元東京地検の特捜部長だった河上和雄の番組。年末スペシャルで平沼勝栄、片山さつき民主党長妻昭(彼の公式サイトはもうちょっとどうにかした方がよいだろうなぁ)がゲスト。芸能人側席に河上の他に麻木久仁子を筆頭に・・・他に誰がいたか忘れた。
 この番組がしつこく追いかけている(といえば架空請求を想い出すが)グリンピアに象徴される国民年金のじゃぶじゃぶ湯水の如き使い方追求がある。
 保阪展人が書いているように厚生省保険局初代の年金課長で制度設計にあたった花沢武夫が書いた「厚生年金保険制度回顧録」を番組では読み上げていた。実に花沢が書いたとおりに厚生省<馬鹿>官僚は「後は野となれ山となれ」と遊び放題であった。その分、当時のジェネコン、あるいは企画会社等が面白くハードを受注した。つまり、官僚に美味しく遊ばせて挙げ句にみんなで寄ってたかって金儲けに走り、結果として自分たちが積み立ててきた年金を潰すという、自分の手足をむさぼり食うということをしてきた。
 かわいそうなのはそんなことになんの関係もない一市民とその積み立て年金である。花沢はその回顧録の中に、いざとなったら賦課方式に移行すればよいと書いているそうで、まさにその通りになっている。
 厚生省の元官僚と歴代の厚生大臣はここに一度140数兆円をそろえて国民に見せろ。坂口元大臣が言ったように「素人」がする運用なんてろくなものじゃない。それが民間の話なら文句はない。運用損が出てもその個人、その所属事業部、その所属企業が損を扱くだけだ。しかし、国民年金積み立てを素人が運用して、結果として損を扱くのは国民の私財だ。毎月1.33万円を積み立てるということがどれほどのことを意味するのか、わからんのだろう!(^o^)アハハ いやぁ、まいったす。市場が急にバブル破裂で、がたがたですわぁ。ということで運用損でちゃいました、じゃ終わらない。しかも天下った連中はどんどん渡り歩き続けるのだから。
 こうした指摘に対して、片山さつきがキャリア独特の下々を見下げる雰囲気を丸出しにした。「日本という国は法治国家なんだから、法に従って責任を論ずるしかないんだ」と。
 麻木が怒ったねぇ〜!「あなた達は好きで官僚になったんだ、好きで政治家になったんだ!それがごちゃごちゃ前向きに取り組めないなら、辞めれば良いんだ!」
 そうだ、そうだ!片山の勝ち組的鼻持ちならない態度は自民党の代議士にそのままあてはまる。「悔しきゃ受験勉強で頑張って官僚になれるような大学に入れば良かったんだよ」とうそぶく馬鹿がまたいるんだなぁ。そういう問題じゃない。
 この辺は今感情にまかせてきている。そのうち冷静になって書くことにする。