ひょんなことから20年ほど前の写真がどっさりと出てきた。多分どこかにはあるんだろうとは思っていたけれどどこにあるのか捜す気もなかったし、見つけても整理する気もなかった。しかし、予期せず出てきた写真をしげしげと見てみると、わが子とはいえ、子どもは本当に罪のないいくつもの表情を見せてくれる。誰かが言っていた。いろいろ面倒なこともしでかしてくれるけれど、あの、幼い頃の彼らはそんなことを払ってもお釣りが来るくらい、楽しませてくれたじゃないか、って。それを聴いた時は、ふ〜んと思っただけだったんだけれど、こうして予期せず、ぽろっと出てくると、本当にそう思う。いつの時代も親はそうして見てくれていたんだろうな。
