受話器にぺたっと貼り付けて録音するなんていうテレフォンピックアップなるものが存在していたけれど、そんな話ではなく、家に掛かってきた電話を取り上げると録音されたメッセージが延々と流れるということを考えついたアホタレがいる。
以前にはアンケート調査でそんな録音メッセージが流れるという電話が掛かってきたことが二度ほどあった。私は研究のための調査だとか、マスコミによる世論調査であればどんどん対応するのだけれども、例えば広告代理店やマーケッティング会社がかけてくる市場調査のためのアンケートなんかだと断ってしまう。如何にも狭量な考え方だ、と現代社会ではいわれてしまうのかも知れないけれど、他人のふんどしで相撲を取っているようで、気に入らない。ただ同然にして手に入れた材料で他人様から高い金をふんだくるのはどうも許せないような気がしてしまうのだ。
先日とった電話は、のっけから不動産の宣伝の録音が流れるという奴であった。「ふざけんな！」とがちゃんと電話を切った。これで受話器が壊れたら損をするのは私である。そんな時に賠償請求したら払えよ、その不動産屋。こんな広告が今や当然なのだろうか。例えば、このサイトをただで使わせる、だから広告宣伝がチラチラしても我慢してね、というのは分かる。しかし、私が自分でその使用料を負担している電話を使って広告を流すんじゃない。
そうだ、そういえば想い出した。あの「電話債券」の件はどうなったんだっけ？
