ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

よし田

 銀座に出たついでに7丁目の「よし田」に入る。午後6時前だったので店内はがらんとしていたが、親子連れが一組。中年夫婦が一組。中年、壮年(老年?)のおじさんひとり組が私を入れて三人。店内はかなり古くてあんまり手が入っている感じはしない。少なくとも30年ほど変わっていないのではないだろうか。天井が低いせいか暗く感じる。とにかくその噂のコロッケ蕎麦を所望。薬味の刻み葱は何を頼もうと置いていかれるのだろうか。蕎麦を待っている間、お品書きを見ると噂の「振り分け」も発見。次回はこれかな。ふと書いてある電話番号を見てびっくり。なんと局番がまだ3桁である。つまりあの時から書き換えていないということだ。あれって何年前だろう。蕎麦がきて思わずお〜っと。私は実はこうした葱が大好きである。しかもこのコロッケである。コロッケといっても富士そばのあのポテト・コロッケとは似てもにつかない。とても細かい、もう微細といっても良いようなパン粉であげてあるし、中身がしっかりしているだけ、私がしょっちゅう自宅でやる薩摩揚げそばのようである。なにしろ蕎麦が旨い。私は実は汁物の蕎麦は中学一年の時以来あまり得意ではないのだけれど、そんなことを全く忘れるほどに旨かった。つゆもちょっと甘めかも知れないけれど、私にはぴったり。本当は飲み干したかったが、我慢した。950円は安くはないが旨い。ここは「かけ」「もり」はそれぞれ450円。土曜日も夜の9時まで開いているのは心強い。また行く。