ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

越前屋俵太

 ケーブルテレビのどのステーションだったか分からないのだけれど、越前屋俵太を久しぶりに見た。侍の格好をして町を歩いている。あいつらしく、相変わらずシュールである。あとで分かったのは福井テレビの「達者でござる」という番組であった。この回は通りかかりの町で謄写版の版画(シルクスクリーンではない)の方のお宅を訪ねる。とても小さいスペースに般若心経の様なものを謄写版で印刷したものを見て彼は驚く。私も驚く。ところがこのお爺さんが、米粒に「いろは」を書いてスペースを余したことがあるという。それは米粒をじっと見つめていると、小さい、大きいという感覚がなくなるというのである。そうなるとそこに字を書くことなぞたやすいものになるというのだ。世の中には面白いことを経験している人がいるものである。