もう10月も終わり掛かって、ふと思ったんだけれども今年のCountry Music AssociationのAwardはどうなっているんだろうと、ちょっと捜してみたら11月の6日にナッシュビルで開かれる。各賞の候補者を見ると知っている名前は本当に数えるほどしかない。随分世の中も代わったものだと感傷に浸る。なにしろEntertainer of the Yearで知っている名前はBrooks & Dunn位しかいない。それでもAlbum of the YearにAlan Jacksonの「Precious Memories」が入っているのが嬉しい。Leann RimesもそうだけれどもAlan Jacksonも初めて出てきた時にその声とアルバムの完成度の高さに飛びついた。そこまでは良いんだけれど、問題はそれからだ。一気に大人気に盛り上がると突然興味を失ってしまうのである。人気絶頂という状況に加わるのがいや、というへそ曲がり。以前はNHKがこのAwardを中継していたものだけれども、やらなくなったということはカウントリー音楽が日本で急速に人気を失ってきていることを物語るのだろうか。NHKにはあれだけチャンネルがあるんだから、これくらいは放送しようよ。
今年の「Hall of Fame」入りの三人の一人がGeorge Straitなのにはがっかりした。彼がHall of Fameに入ることにがっかりしたのではなくて、もう既に彼がそんな年齢に達してしまったのか、と思うとがっくり来るという意味である。
