ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

NHKスペシャル

 猫がなんということか真夜中零時に人を起こすのである。いつもだったらこんな時間に寝ちゃあいないというに、今日はぐったりで10時頃には寝入ってしまった。奴は、あくまでも自分のペースを崩そうとしない。この家のメンバーはみんな自分のペースを崩そうとしないといっても良いか。
 給餌してやれやれとテレビをつけるとNHKスペシャル・同時3点ドキュメント・第8回「英中1万キロ・売れ筋商品を急送せよ」の再放送であった。JCペニーが中国に緊急発注したブーツを巡って今の流通を浮き彫りにする。そうした最前線から離れてもう既に10年近く。こんな世界から離れることができてホッとしていたはずだが、そんな世界を遠くから垣間見ると、そんな時代があったっけなぁと今の景気の現れを他人事のように興味深く見た。海運の世界はそんなに蘇っていたのかと、それなら造船の世界も空前の受注量というのもあながち間違っていないのかと、今や全く素人となっている自分が情けないというか、それを受け入れることが巧くできないとならないのだなぁと再確認する。
 しかし、そうした多忙の渦中にいる時は充実感はあるものの、なんのスケジュールもない世界に飛びたいなぁと思う。しかし、そうした渦中から離れると取り残され感に虚しくなるわけだ。これもまた何代も続く繰り返しである。巧くいってもいかなくても良いから、がむしゃらにやれる時はがむしゃらに動き回って見たら?といってしまいたくなる。そのうちに動きたくても動けなくなる時が誰にも来てしまうのだから。こうして考えると過去に学ぶことには意味がある。
「(世界の)靴生産量の半分は中国から供給されている」というナレーションを聞いてびっくりした。そこまで来ているのかと。豪州の石炭、鉄鉱石の中国向けがどんどん増えて来始めてから多分10年くらいだと思う。つまりたったこの10年で世界の物流は驚くほど変わってきている。