ほぼ足りてまだ欲 その先

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選挙

 某所でお知り合いになった青年が会社を辞めて地元に帰り、地元の市議会議員に立候補した。昨日が投開票日だった。一敗地にまみれた。まだまだその若さで初めての挑戦なんだからそううまくはいかないだろう。しかし、彼の第一声はやっぱり資金が足りない、だった。事務所を借りる、車を借りる、印刷物を刷る、事務所の機材を借りる・・・。ばらまくという意味でない、純粋にコストとしてかかるものがサラリーマンをやってきた人の負担で賄えるものではないということのようだ。
 組織によって支えられるということの理由はそこにあるのだろうか。だからこそそうした一人できちんと物事を考えることによって奉仕しようとする人たちこそが本来的に必要な政治担当者なんだろうと思うけれど、投票する方は「あれは一体誰なんだよ」という怪訝な目で見る。世の中は巧くいっていない。