ほぼ足りてまだ欲 その先

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三菱ふそう

 この会社はどこまでノー天気なんだろうね。

12日、系列の整備工場259カ所のうち4割弱にあたる101工場で、年1回の車検時に実施すべきハブの摩耗を点検していなかった、と発表・・・「2004年のリコールで強度が高い交換品として使われたので、点検しなくてもいいと勘違いした」と答えた(2006年12月12日22時41分Asahi.net)

 それでもって、今日の横浜簡易裁判所の無罪判決は全くくだらない論点での裁判で、そもそも三菱ふそう元会長宇佐美隆被告(66)をふくむ3人が改正前の道路運送車両法に基づく国土交通相からの正式な報告要求に対してうその報告をしたか、しなかったかという論点なのである。
 それで、小島裕史裁判官は「国交省は正式に報告せよ、だなんていってないよ。だからもともと嘘をつくもつかないもないんで、当時の三菱ふそうでは整備不良だと思っていたんだからしょうがない」というものだ。だから、この判決をもってはずれたタイヤでひき殺された母娘が浮かばれるか浮かばれないか、という話にはならない。あれだけの事故が起こっていたのに知らん顔をしていた、あるいは見ないようにしてきた三菱ふそうの責任はとんでもなく大きいことは間違いがない。「天下の三菱」と本人たちは思っているんだろうけれど、実態はペテンそのもの。

残留孤児訴訟、国が控訴

 12月1日の神戸地裁での判決が国による賠償責任を認めたが、国は残留孤児たちの願いも虚しく、控訴を決定。控訴理由は、入国を許可しなかったのは入国管理法に基づく行為で、「入管法の解釈を誤っている」だとしている。もちろん昨年7月の大阪地裁判決(原告敗訴)も含まれており、北朝鮮拉致被害者との比較については「被害の性質を同視するのは誤り」と批判した。東京原告団の池田澄江代表(62)は「国は私たちをもう一度捨てたようなものだ」と声を震わせた。(2006年12月11日20時55分Asahi.net)

 厚労省内ではまだ真剣に中国残留孤児をどのように処遇するべきかについて前向きに真剣に討議していない、あるいは省内、政府内のコンセンサスを得るに至っていないのではないか、という雰囲気を感じる。それは入管法解釈についてのように甚だ枝葉末節とも思えるような争点を持ち出してきている所にも窺えるような気もする。
 北朝鮮拉致被害者の現状との比較を「誤り」とする論理は今の日本であれば支持者は声高に喧伝しそうな気がする。中国で暮らしていたら良かったじゃないか、どうせ日本に帰ってきた方が良い生活ができると思って帰ってきたんだろう、贅沢いうな、無理矢理連れて行かれちゃった拉致被害者とは根本的に違うんだ、という反応がきっと出てくるんだろうなぁ。帰りたくても帰ってこられなかった同胞に変わりはない筈なんだけれど。

あれはサッチモじゃなかったのかぁ

 訃報:ジョージア・ギブスさん(米歌手)AP通信によると、9日、白血病による合併症のため、ニューヨークの病院で死去、87歳。1919年、マサチューセッツ州生まれ。10代の時からボストンで歌い始め、1952年には「キッス・オブ・ファイアー」が大ヒットした。ポップ、カントリー、バラードなど幅広いジャンルの音楽をこなし、ヒット曲を紹介する50年代のラジオ・テレビ番組「ヒットパレード」への出演で知られる。(ニューヨーク共同-東京新聞

 ♪I touch your lips and all at once, the sparks go flying ♪というキッス・オブ・ファイアは私の頭の中ではサッチモLouis Armstrong)があのしゃがれ声で歌い始める。だから、米国Wikipediaに「1952年にこの曲でヒット・チャートのナンバーワンだった」といわれても、「誰、それ!?」状況である。もっともあの曲もアルゼンチン・タンゴの「エル・チョクロ」をそのまま持ってきたものだという。それにしても「ジョージア」は女性名だったんだなぁ。そして「ヒットパレード」という番組名は良くあるようにアメリカ番組のパクリだったんだねぇ。そういえば日本のテレビ番組って随分そのままパクっていたけれど、あれは全部アメリカのテレビ局に幾ばくかを支払っていたんだろうか?そうでなくちゃ今度のJTB著作権乱用事件をニュースとして報じる立場じゃなくなっちゃうじゃないの。そういえばかつて関口宏がやっていた「クイズ百人に聞きました」ってのがあったけれど、あれなんてまんまパクっていたものなぁ。あの番組で関口宏の今のテレビ・キャラクターができたといっても差し支えないんじゃないかと思うけれど、あれなんて米国の司会者のキャラクターそのものだったものなぁ。JTBの今回の著作権法違反事件は見せしめだろうねぇ。こんなに各テレビ局を総動員して報じるようなものなんだろうか。カメラマンは「いつまでも調子にのってんじゃねぇぞ、ちゃんと払え!」という裁判で賠償して貰うべきだ。