ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

予算委員会中継

 民主党馬渕議員が淡々と懐に何かを忍ばせているという雰囲気ぷんぷんで1月30日(ん?翌日か?)の閣僚懇談会後に事務所経費についての想定問答集が配られたという時事通信の記事は正しいのか、と下村官房副長官を責める。下村は「政治家による立ち話はあった」という回答に終始。伊吹文部大臣が「名誉の問題だから一言いわせろ」と出てきて委員長から制止される。この間のやりとりは時計を止めて行われたのだけれど、議事録に掲載されるのだろうか。その中で「テレビが」「テレビが」と意識したやりとりには笑えた。
 馬渕が次に取りだしたのは尾身大臣が娘、尾身朝子を沖縄の大学院大学の国際諮問会議に同行していたという話である。尾身財務大臣は「この会議に出席する人たちは皆さん無報酬で参集している、私たちも持ち出しで参加している。私が出てこないのでは皆さんも参加されないという話まで出たりしたので引き続き参加しているのだ。テレビが中継しているこのような場で名誉を傷つけるような発言は怪しからん。」と憤慨。
2007年1月23日(火)の尾身財務大臣閣議後記者会見の概要として財務省のサイトにも記録として残っている見解の一部

 沖縄の方からは、少なくともサンフランシスコで会議があった時も、往復の旅費は全然、こちらの方で全部手当てをしてありまして、数十万のお金を私が実は持ち出しで払っているわけであります。ですから、向こうで会議がありますから、ホテル一泊、それからそこで皆さんと一緒に食事をするのはお金は出しておりません。しかし、全体として私自身も尾身朝子も全く無報酬で、かつ往復の旅費も全部こちら持ちでやっているわけでありますから、それによって何かいかがわしいことがあったということは全くないと私は思っております。

 尾身朝子は前回2004年参院選比例区に出馬して落選。しかし、現在のご自身のサイトをみるとタイトルに自由民主党参議院比例代表(全国区)と書かれていて、ものを知らない私なぞは「あれ?当選していたのか!」と勘違いしてしまうというくらいのものである。「小三から中一までの米国での生活」でバイリンガルになられたのはとても素晴らしい。
 馬渕がアパ問題を出すのを楽しみにしていたが、時間切れ。次は北海道選出の荒井さとし。あがっているのかなんだかわからないけれど、質問のやり方が極めて杜撰。巧くない。
 それにしても予算員会の討議(ま、そのほとんどが一方通行でしかないから討議というのはあたってはいないんだけれども)を流していると全く何も考えることができない。だから、本当はそのエッセンスをマスコミが抽出して時間を作ってくれることを期待するんだけれど、それが期待できるような結果があらわされていない現実を見るとはっきりいってしまうと新聞も実は期待されるような仕事をしていないんだなぁと感じる。

本を書く

本を書く

 そんな中でアニー・ディラードの「本を書く」(The Writing Life)をチラチラと流し読みをしていたのだけれど、図書館からお借りしたこの本は最後の最後まで、頁の角を折り曲げながら読んだ人がいて、こっちの方も気になって仕方がなかった。