ほぼ足りてまだ欲 その先

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もうひとつのワールド・カップ

 先日、等々力競技場でアメリカン・フットボールの第3回ワールド・カップというのがあった。主催は1998年に設立されたInternational Federation of American Football (IFAF)という団体。参加国はFull Membersが豪州、オーストリー、カナダ、デンマークフィンランド、仏、独、 伊、日、メキシコ、韓国、スペイン、スウェーデン、米国で、Associated Membersとしてはイスラエル、オランダ、ロシア、スイス、タイ。仮メンバーとしてベルギー、中国、チェコアイルランドモルドヴァモンテネグロ、ニュー・ジーランド、ノルウェーセルビアウクライナが加盟しているそうだ(Wikipediaより)。
 これまでの2回は1999年にイタリアで第一回が、そして2003年にドイツで第二回が開催されてきた。そのどちらもで日本が優勝してきた。予選を勝ち抜いたそれぞれの地域を代表する6ヶ国のチームが出場し、3チーム毎に総当たりをやって両方の組の1位同志が決勝戦を戦うという方式である。今回の決勝は初めてチームを送ってきた米国と三連覇を狙う日本の組み合わせだった。
 米国は初戦韓国戦が77-0、ドイツ戦が33-7で決勝進出。日本はフランスに48-0、スウェーデンにやはり48-0で決勝に進出。決勝の日米戦は最後まで接戦。ランではほぼ互角、パスでは日本がアメリカを上回っていた。4Q終わって20-20でover timeに突入。日本のキッカー、金親が25ヤードのフィールドゴールを失敗したあと、米国のキッカー、Craig Coffinが22ヤードのフィールドゴールを決めて優勝を決めた。
 私はひとつも試合を見にいかなかった。決勝戦のテレビも見なかった。
 W杯なんだけれど、これまで日本が優勝してきても「世界一だっ!」と双手をあげて叫ぶのはどうなの・・と思っていた。というのは肝心のアメリカが出て来ていなかったこともある。今度こそアメリカが出てきたわけだけれど、この大会のアメリカチームは、まずプロはダメ、現在のカレッジの選手はダメ、カレッジを卒業して1年以上経っているのはダメというわけで実際には2006の卒業生、つまり丁度一年前に卒業したメンバーでプロでもないというプレイヤーでなんだから推して知るべし。アメリカ・チームでも一番でかいのがマーセル・ブローフというオフェンス・ガードで、1.98mで148kgだからアメリカのフットボールプレイヤーとしては大きい方とはとてもいえない。一番小さい選手はランニングバックのカイル・キャスパーボウワーという選手で身長172cm。