今回の選挙結果を見ると民主党以外の野党は改選、非改選を含めた議席数でいうと共産：9→7、社民：6→5、国民新党4→4、新党日本0→1、野党系無所属3→8、その他3→3という結果。こうしてみると自民+公明が失った議席数がそのまま民主にいった、と見ることも可能だ。流れからいうと、共産、社民はこれからのやり方についてやはり真剣に考え直すしかないのではないだろうか。これから先のことが明確に新鮮な方向性を見えるように提示できないとじり貧になる可能性がある。
「あいつだからなぁ」と有権者が新党日本の田中を見る目に色眼鏡がかかっていると油断をしていると、なんぼか明らかな意見を提示する姿にどんどん近寄っていく層が増える可能性を捨てきれない。
9条ネットは今回はひとりも送り込むことができなかったけれど、彼らの姿にも学ぶべき点はある。こうした根本的な改革を手垢に汚れていない形で提示する力に既製の共産、社民が置き去りにされる姿もあり得ると思う。
国民新党は今度の与野党議席差がこれほど開かないであればスタンスが変わったかも知れないが、これだけ差がついてしまえばあんまり意味を持たない。そもそもフジモリやら関口やらを担ぎ出したところで、もう既に真剣味を感じて貰えなくなっても仕方がない。
