葉書の宛先を書くのに、太いペン先の国産の万年筆を使って書いた。私は筆圧が高いと昔から云われている。指先にものすごく力を入れる。しかしこれだけ太いペン先の万年筆だと結構楽に書ける。それでも私は人差し指が疲れる。それで文字がかすれてきたりして力を入れたのにでない。おかしいなぁと思ってカートリッジを見たらあっという間にからになっていた。考えてみたら太い字が書けるということはそれだけたくさんインキがでるということで、インキの消費量が飛躍的に伸びるということになる。細かい字が書ける万年筆よりも太い字が書ける方が気持ちがよい。しかし、インキの消費量拡大に奉仕するのはいささかわが意に沿わない。こんな細かいことでウジウジするのは歳がいったからだろうか。ちなみに外国製万年筆の太字ペン先は扁平になっているようであたかもカリグラファーのような字が書けてしまう。やっぱり日本字には向いていない作られ方なんだろうか。
