ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

イージス艦 その後

 「あたごは事故の30分前から漁船団を確認していたとみられ」「交代後の右舷見張り員は午前3時55分頃に清徳丸をみつけた」(東京新聞2008年2月26日 朝刊)と報じられている。双方がお互いの存在を認めていたはずだということである。しかし、「あたご」には回避する意思が全くなかった。しかるに漁船団の方はぶつかった「清徳丸」の他に少なくとも二隻が「あたご」をかわしている。それでも「清徳丸」は避けなかった。何らかの理由によってである。
 実際の状況がなかなか明らかにならないで一週間かけてようやくここまでが明らかになった。海上自衛隊側にとっては法律に従って行動したわけではないのでそのまますぐに明らかにするわけに行かなかったということだ。誰が悪いのだろうか。海上における船のルールに海上自衛艦が従っていなかったことが最大の焦点だけれども、それでは一般商船はどうしているのだろうか。例えば総トン数6千トンくらいのフェリーがこの辺りを航海している時には漁船団がやってきたら回避、回避としていくのだろうか。ちょっと信じられない。テレビは手っ取り早く東京湾横断フェリーを取材しているけれど条件が違いすぎる。