ほぼ足りてまだ欲 その先

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始まりか

 中国河北省内の軍事管理区に無断で侵入し、軍事目標を違法にビデオ撮影したとして、日本人4人を取り調べていると伝えた。日中関係筋によると、4人は日本のゼネコン「フジタ」(本社東京)の関係者で、旧日本軍の遺棄化学兵器関連事業受注に向けた準備のため石家荘を訪れたとされる。日本政府の委託は受けていなかったという。同市国家安全機関は報告を受けた後、4人に対して法に基づいた措置を取って、取り調べるとともに、事件について審理しているという。(時事ドットコム2010/09/24-01:43)

 レア・アースの禁輸報道を含めていよいよ本格的な段階に入ったのだろうか。しかし、漁船の船長を政治的判断で釈放したら民主党政権は国内で窮地に立つぞ。ま、窮地に立っても良いか、という選択肢もあるな。
 それでもごり押しする社会主義国の言いなりになるのには悔しい気持ちもある。でも悔しくても良いか、という考えもある。世界の乱暴者っていわれる対象国というのはこれまでアメリカの独壇場だったんだけれど、今度は中国も言いたい放題のやりたい放題の乱暴者ってポジションに加えてあげようということになるのか。ふ〜ん。

<中国の主張>

  • 中国は尖閣諸島は中国領土だ。
  • だから、漁船が入っても良いのだ。
  • そこにやってきた日本の海上保安庁の船が領海侵犯だ。
  • 漁船が潮で流されたのがぶつかった原因だ。

 尖閣諸島が一体誰のものかという点について国際審判なんてものがないのかと思ったら、日本政府が最初から日本の領土なんだからとんでもないということになるわけで、この根本問題をどうこうするということにならないのだとしたら、こりゃしょうがない。あとはやり合うしかないか。

 アメリカがあてになるとは思えないが、この際アメリカが日中の間に入らなかったら、これは泥沼に入っていくしかない。となると、アメリカはこれまでの属国扱いをより強めて、もう文句を言うなよ、ということになるだろう。

 苦しいなぁ。中国と対決するのか。中国の言いたい放題に折れるのか。アメリカの属国化を深めることを覚悟してアメリカに頼むのか。